小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

取材を受けたら

2023-09-17 12:58:06 | 仕事

飛び込み訪問営業を主軸にするわが部署は定着率が低い。昔は辞める人も入る人も多かったので均衡は

保てていたけれど、だんだん人数は減っていき、そろそろ部署がなくなるのではないかと時々同僚と話

していた矢先、突然課長に呼び出され、求人広告の取材の場に同席するよう要請が来た。

同席するのは私と私の後に入社した男性1名。社歴が浅い人の立場から会社について語ってもらう

という趣旨だそうで。

前もって求人広告担当者がどんなことを聞くかヒアリングシートをもらった。

難しいですな。社長とか話す機会ないし。

しかも漠然とした話にならぬよう、備考欄で釘をさしている。確かにアットホームや風通しが

良いと書いてあるのを見ても雰囲気がいいかどうかはわからないよね。

自分なりに考えたが、読んだだけで入りたくなるフレーズは思いつかない。

考えてるうちに迎えた取材当日。フタをあけたら今まで度々出している求人広告を殆どそのまま

使うだけなのを知らされる。ちょっと新しい言葉を加えられれば加える、その言葉を考えるのは

担当者さんで我々は取材を受けて彼にインスピレーションを与える役割ということである。

てっきり先輩インタビューみたいな形で写真とコメントが載るのかと思ってたら

カメラは持ってきてないと言う。なんなら我々が語ったかのようにしてうまい具合に記事を作っておく

ことも出来ますと言っててなんだか釈然としない。

だが後で考えると応募したくなる記事をつくるための取材である、プロに任せるべきではある。

自分自身を振り返ってみても先輩のコメントを重視して応募するケースはないな。

担当者は悪い人ではなく、会社のいいところ、どんな人に来て欲しいかなど1時間くらいざっくり話

す。そのまま使うという前回掲載の写真を見せてもらったが、女性社員を集め外で撮影をしており、

社屋が古びてるのが全然わからない。結局バレるんだから載せといた方が面接辞退や内定辞退を減らせ

ると思うけどな。

いずれにしても会社というのは入ってみないとわかんない。

個人的には若くなく、ちょっと鈍いくらいの人の方が向いてる会社だと思う。今となっては。

 

後日談

その後、掲載された求人広告をチェック。

結局自分で写真を用意して、コメントはインタビューした人が書いた形になった。

しかし、私のコメント見てびっくり、私の語った言葉が想定外のまとめ方をされていたのだ。

こちらが伝えたかったポイントと相手がここがポイントと解釈して受け取った話が違うんですね。

コミュニケーションの難しさがよおーくわかる。でも求人広告って真実を開示する場でもないからね。

どんな人が来るかな

 


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