《アーカイブ》佐野元春、3.11の直後に書かれた一編の詩と「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」
佐野元春活動30年目を迎えた2011年。東京国際フォーラムでのツアー最終コンサートが控えていた3月11日。東北地方太平洋沖地震が起こり東日本一帯に甚大な被害をもたらした。また、国際原子力事象評価尺度で最も深刻なレベル7と評価された福島第一原子力発電所事故も併せて発生した。
「ラ・ビータ・エ・ベラ」佐野元春 & ザ・コヨーテバンド(歌詞キャプション付)
La Vita é Bella (LIVE) 佐野元春 & THE COYOTE BAND
東北地方太平洋沖地震の頃は、佐野さんのファンではなかったし、佐野さんがファンサイトへ向けて送った詩も、それがネットやメディアで拡散されていたことも知りませんでした。
それから、今のコロナ禍。世界中の人々が、命を脅かされています。
今、大変革の時で、目に見える形で色々な変化が起きてくると言われています。
色々なことが明るみになり、気づく人、目覚める人が増えてくると思います。
地球上での肉体も時間も有限です。そう思うと、残りの人生を急ピッチで進めなければ、と思いますが、焦らずに。気を引き締めて、本当に大切なことを見極めて。そして自分に正直でありたいと思います。
私が望む未来は、世界が美しい未来です。一人ひとりが希望を胸に、笑い合える世の中です。恐怖や奪い合いのない世の中です。そのためには、みなが「自分が何か役立てることはないか」と考えて与え合うことが必要だと思います。