ボヤッキーくんが病院に運ばれた時は頚椎骨折の疑いがあったので、医師の指示で個室に入院になったのですが、MRIで検査した結果その疑いが晴れ、他の患者さんとの調整の後大部屋に移動という事になりました。
周りが田んぼの病院だったので、蛙の声がすごかったけど、大部屋に移ってからは聞こえなくなっちゃった。
すぐに移動という話もないので、あと2、3日は個室かな?と思っていたら突然の移動。
どうやらとんでもなく大きいイビキをかく人と部屋が交換されたらしいです。
しかしボヤッキーくんもイビキをかくほうなので内心ドキドキ。そのイビキの人は少しの間だけ隣のベッドにいて、昼寝をしたので、そのイビキの大きさには確かに驚きました。
移動が終わったあと看護士さんが
「おめでとうございます。今夜からぐっすり眠ってください」なんて言うし、他の入院患者さんは「祝杯をあげたい」なんて言ってるし。
そしてイビキはボヤッキーくん程度だと特に問題にはならなかったようです。
しばらくして退院した人のベッドに工事現場の足場(6m)から落ちて、両足首を粉砕骨折した若者が個室から移動してきました。その彼は個室の時は好き放題だったのをそのまま大部屋でもやっていて携帯やメールの着信音の音量が大音量、その上退屈しているもんだからハンパない頻度。
カーテンで仕切られてるからいいって事にしてるのか彼女と交尾まで始める始末。(うち一度は見舞いに来た友達に見られる)
年齢にかかわらずベッドから動けないのというのは退屈だろうし、仕方ないなんて言ってられないほど五月蝿くて、こちらがストレスでおかしく(それでなくてもストレスフルだっちゅうの)なりそうなので携帯の着信音に関しては看護士さんに注意して貰いました。
(何人も看護士がいた時にもガンガンなってたけど、その時は注意してくれなかったので頼んだ)
地元が宮城ではないので転院する事になっていたのだけど、最後の一晩は彼女とヤリまくりたいとの事で一泊1万円の差額ベッドの個室に移っていきました・・・でも斜め向かいの部屋だったので大音量で音楽をかけたり、携帯ゲームを大音量でやっていて、一つずつ注意されないとやめないというおバカぶりに大部屋の人一同げんなりしていたようです。
(彼女が学校やバイトですぐに見舞い行けないというと「おめーの為に個室に移るんだから、来ないなら1万円払え」だって(笑)自分がヤリたいから個室に移るって言ったんだろうが)
この他にも色々バカエピソードが満載ですが、電話から見舞い客とのやり取りから全部大声なんですべてが部屋中に筒抜けだったのです。
それと、元気で話し好きの朝5時からおせんべいをバリバリ食べて皆を起こしてしまうお爺さんや食べてはダメだというモノをこっそり食べた事で看護士さんと喧嘩して心臓発作を起こすお爺さんなど色々ありましたが、若者に比べたら可愛いもんです。
同じ部屋のお爺さんたちのネイティブな宮城弁で語られる思い出話はすごく面白くて、それはとても楽しかったです。
牛がどぶろく飲んで酔っ払ったとか、初恋の話とか。
普通に生活していては体験できないことで、それは良かったけど、こんな大怪我は体験させたくなかったねえ。
ネットで同じような骨折をした人のブログなどを読ませてもらうと、26~32日くらいで退院しているようなので、ボヤッキーくんはどうかな?骨折した骨の数はダントツ多いので参考になるのかな?と悩んでいたら28日目に退院となりました。
医師に聞いてもなんともはっきりしなかったのですが、歩き方、座り方、立ち上がり方、シャワーの仕方など一通り練習して、歩くのに自信がついたらいつでもいいよ、と言うのでボヤッキーくんの実家の車が出せる金曜日に退院と決まったのです。
コルセットは3ヶ月したままの生活で、今はちょっと歩いただけで痛みが出るので7月いっぱい自宅療養にさせてもらう事を勤め先にも伝えました。(それでも私はちょっと不安・・・
)
かがめないので、床屋に行くことが出来ないため、友人達からお見舞いに頂いた電気バリカンで早速ぼっちゃん刈になってしまった気の毒ボヤッキー。
今はアタッチメントがたくさん付属しているので、虎刈りにはなかなかならないですね(笑)