〈乳がん〉
乳がんとは、乳腺組織の一部の細胞の遺伝子がさまざまな要因によって変異し、がん細胞となって増殖した状態を指します。
がん細胞は、役割を果たした後も際限なく細胞分裂を繰り返し、放っておくと宿主が死ぬまで増殖をやめません。
乳がんの原因は、はっきりとは解明されていませんが、エストロゲンという女性ホルモンが乳腺組織に作用する期間が長いと乳がんが発生しやすいと言われています。
また、遺伝や肥満などを原因として挙げる説もあります。
乳がんと疑うべき症状は、下記のようなものがあります。
● しこりがある
● 乳房の位置が左右対称ではない
● 皮膚がへこんでいる
● 指でつまむとへこむ(えくぼのようになる)
● 反対に皮膚が盛り上がってくる
● 乳頭が引っ込んでいる
● 乳頭から血液の混じった分泌液がでる
乳がんの疑いを持ったら、すぐに検診しましょう。
乳がんの治療法は、がんの病巣を取り除く外科手術から、放射線治療、薬物治療などがあります。