4月も後半に入り、寒い朝もあるがずいぶん暖かくなった。庭ではアメリカハナミズキに混ざってザイフリボクやアズキナシが満開となった。
アメリカハナミズキとザイフリボク
アズキナシ
生憎の曇り空で空の青さは乏しいが、晴れた日には青空を背景に白い花、柔らかな黄緑の葉の対比が見事で大好きな木々である。
1昨日、小松市遊泉寺鉱山跡の周遊路で新たに植栽された濃い赤橙色の花弁の桜を見つけた。
植えられたばかりの鮮やかな赤色の桜
3、4日前、九谷ダム周遊道に見事な色合いの絨毯を作っていたものと同じだと思われる。
落花桜の絨毯
九谷ダムのものは幹は間違いなく桜の幹であり、図鑑によると寒緋桜に似ているが「花の時期が違う、また、石川の山中に何故あるのかは分からない」と思っていた。
鮮やかな色の花をつけた桜
だが自然の歩みの遅い石川では、この時期に咲いてもおかしくないのかもしれないと思うようになった。これを寒緋桜と呼ぶほど自信はないが。
九谷ダム周辺ではイカリソウやキクザキイチゲが満開であったが、お目当てのツマキチョウは全く見当たらなかった。
イカリソウ
キクザキイチゲ
遊泉寺ではシャガが花盛り、路傍の草花にはキアゲハが止まっていた。
シャガ
路傍のキアゲハ
遊泉寺からの帰り道の草地では、つがいと思われるキジがのんびりしていた。
つがいと思われるキジ
近くの上徳山地区に寄ってみた。神社近くにはムラサキケマンやハマダイコンが咲き、ムラサキケマンには目指すツマキチョウのオスが、ハマダイコンの花にはメスがいた。
ツマキチョウ(♂上段 ♀下段)
近くに住んでいる知人から栽培しているシイタケをいただき、ハッピーな気分で探索しコサメビタキを見つけることができた。
シイタケ
コサメビタキ
(鳥友さんから見分け方を教えていただいた)
さらに、竹やぶの中からコマドリの鳴き声を聞くことができたが、姿は見えなかった。
昨日は気になったコマドリを探索しようと近くの森に行ってみた。途中の小川ではクサシギが餌を探しており、淀みではカルガモが寛いでいた。
クサシギ
カルガモ
バイパスに架かる橋の下にはイワツバメが渡来し巣の様子を点検しているようであった。
活発に活動するイワツバメ
田の中を抜ける時、セグロセキレイが忙しくしているのを見た。
畔のセグロセキレイ
そのまま自宅近くまで戻ってきた時、自宅近くの竹やぶの中からコマドリの鳴き声が聞こえた。少し粘ってみたが、やはり見つけることはできなかった。木々の上を飛ぶサンショウクイが鳴きながら飛ぶ姿が目に入り、やっと撮ることができた。
自分が住んでいるところが結構自然豊かな所であることを再認識した散歩であった。
後から田の畦道の芝桜の写真を見ていて2021と書いてあることに気付いた。
見事な芝桜
2021の文字が残る芝桜植栽
この一年のロスは大きい。返して貰えるならこんな嬉しいことは無い。