佐賀大学学生まちづくり広場「ばるん」

佐賀大学生が『街』開拓の原動力者として長期的、短期的スパンで実現可能な「街の活性化」策を考え出し、実現していく団体。

「おいしい」を伝える技術

2008-02-02 02:39:09 | Weblog
皆さん、こんにちは。
佐賀大学の西山です。

最近はちょっとブログ書きの方が
おろそかになっていました。
ブログを毎回開いて頂いていた方、大変失礼しました。

さてブログ書きを今日から再開して
がんばります。

前回、話題のエスプラッツ内ケーキ屋
「美味しいケーキのハルツ」さんを紹介してました。
なぜ美味しいのか、これにも理由がありますが、
「おいしさ」をどう伝えるかということにポイントがあります。

よく「口コミ」こそ最大の拡大術のような書き方をして
ブログなどで情報発信するのが、大事であるとされています。
確かに、そうだと自分も思います。

しかし、もっと本質的なことをいえば、その前段階も大事なのです。
つまり「口コミ」を行うお客さんターゲットを増やすということです。
そうすることで「1お客さんの2乗数」で口コミ情報が広がるわけです。

そこで「美味しいケーキのハルツ」さんのすばらしい手法をお伝えすると

【口コミターゲット層を増やす】
実はハルツさんは、お店を別(佐賀市大和町)に構えているのです。
情報発信拠点を佐賀市エスプラッツ内におき、
そこでまずはお客さんに「試食」として食べてもらうことを重視しているのです。
例えれば、「コールセンター的な役割」をしているわけです。
情報を発信するとともに、お客さんの美味しい顔や逆に不満や改善点を
直接、じきじきに聞くことで、今後の発展性を図るという意味です。

【子どもを1お客さんだと考える】
普通のお店の場合、結構な落とし穴が「子どもの存在」なのです。
主婦の方と赤ちゃんが一緒に行動していると、
特に小さな子どもの場合、どうしてもお店側としてはお店で叫んだりと
ほかのお客さんの迷惑になるなど
「小さな子ども」の存在は、難しいものです。
一般的には、主婦があまり大胆な行動をすると
ほかのお客さんの迷惑になるからと考え
買い物をせずにすぐに帰るパターンもあります。

しかしだからこそ、そこでの「小さな子ども」へのお店側の対応は
実に大切なわけです。
子どもを一人のお客さんというスタンスで考えることです。
だから同じように対応してむしろ「大事で、かわいい存在」だということを
強調してあがるのです。すると子どもの方がよくその反応を感じてくれます。
子どもの喜ぶ顔を見られれば、迷惑かけることもなくなり
主婦だって安心できるし、嬉しいわけです。
やっぱり主婦は赤ちゃんには甘いし、弱いのです。

意外と小さな子どもに、家庭の実権を握られている家庭が多くなっていると
自分はよく思います。

【「こだわり」はちゃんとアピールする】
商店街の方とよく話をする機会が多い私ですが
そこで取材してよく「こだわりは?」と聞くと
うーん。と考え長々とそのこだわりを語ってくれるわけです。

話を聞いてみればすごく洗練された商品だから値段が高めなのだ
ということだって大いにあるわけです。

しかし、対お客さんとなると、初のお客さんにも
あまり商品のよさ、こだわりを説明しない傾向にあります。
それはつまり「第一印象で買ってください」といっているようなものです。

それだったら、装飾してきれいに陳列されて着飾っている郊外店舗
のほうがよっぽど優れています。
人間に例えるとわかるように、
第一印象で選ぶなら、普通ビジュアル形の方を選ぶでしょう。
それと一緒です。

でも、付き合いも慣れてくれば
第一印象よりも機能性の優れた
本当に心分かり合える人間と付き合えるようになるわけです。
(ひそかに私もそのことを願い信じていますが…(笑))

だから商店街で大事なのは、
「第一印象より、中身である第2印象」なわけです。
そこももっと考えてもらうためにも、
こだわった分だけのきちんとした説明をする必要があります。

以上の3点が特に大事です。
お店やさんから結構いろいろと勉強させていただいています。

最後に今回、ご協力頂いた美味しいケーキのハルツさんは
山田さんのすばらしい営業もさることながら、
本当に美味しい「かぼちゃケーキ」や「お米で作ったケーキ」
など革新的なケーキを作っていてとても評判がいいです。
僕も、はまったらやめられたタイプですから、ハルツさんには
かなりお世話になっています。

皆さんもぜひエスプラッツ内1階にある
「美味しいケーキのハルツ」さんに足を運んでみてください。

「ハルツ」さん、これからもがんばってください。



では、今回はこの辺で。。。