NHK大河ドラマ「篤姫」は、調所広郷(ずしょ・ひろさと)の人物設定を、かなり好意的なものにしていましたね。
これでまの幕末モノのドラマで、調所は極悪非道な薩摩藩家老として描かれていたけど、そうじゃなく、薩摩藩の財政を建て直し、薩摩藩が明治維新の原動力を担う礎を築いた人物として描かれていたのに、好感が持てましたな。
けど、もっとマキャベリストっぽいエピソードを、加えて欲しかったなあ。
でも、たった2話で、調所を退場させるとは!
それにしても、調所という人物は、よくぞ〝倒産寸前〟の薩摩藩の財政を再建したものです。
もし、調所のような人間が、チーズケーキ・ファクトリーの財務改革を担当していたら、チーズケーキ・ファクトリーも破産しなくて済んだのかなぁ「(´へ`;
そのチーズケーキ・ファクトリーの運営会社「CCF」だけど、「チーズケーキ・ファクトリー」ブランドの店舗ばかりでなく、「89 eighty-nine」という飲食ブランドも経営していたことを知りました。
おととい12日の夜、六本木ヒルズに「89 eighty-nine」で売っているスフレを買いに行ったら、お店が閉まっていて、破産管財人の弁護名で『閉店のご案内』という張り紙がΣ( ̄Д ̄;)
ここのスフレ、美味しかっただけに、とっても残念(´ヘ`;)
アルビサポの皆さんもご承知のように、チーズケーキファクトリーの商品も、非常に美味です。
商品開発力、それに職人さんの腕も確かだっただけに、倒産はものすごくショック。
そして、アルビレックス新潟がスポンサーを失ったという意味において、二重の意味で悲しいですね。
売り子さん、それに食品を製造していた人たちが、うまく再就職出来ている、或いはこれから出来るようになることを願いますm(゜- ゜ )
去年の秋から、食糧品の原材料の値上げラッシュが続き、飲食品メーカーと飲食品を扱う小売店は悲鳴を上げています。
もちろん、我々消費者にも頭の痛い問題┐('~`;)┌
それにしても不条理だ。
どんなに美味しくて健康な食料加工品を作っていても、チーズケーキファクトリーのように、原材料の高騰のせいで、倒産する羽目に陥るなんて、なんとも不条理だ。
そして、倒産の危機は、他の企業でも有り得るんですよねえ。
そんでもって、アルビレックスのスポンサー様が撤退、なんて事態もなくはないわけで……
亀田製菓に勤務されている方々には誠に申し訳ない「仮定」ですが、倒産する可能性は0%じゃないと思います。
幸い、高騰を続ける小麦粉を使った商品は、そんなに扱ってないと思うけど、食品原材料は総じて値上がりし続けているだけに、徐々に経営に響いていくって話は、起こり得ます。
同社の社員が、アルビレックスのユニフォームスポンサーを未来永劫続けて欲しいということを会社幹部に訴えた話は有名だけど、そんな事言ってられないほどの経営危機に瀕することは、無いとは断言できません。
サッポロビールだって、原材料の値上げで、経営が左前になるかも。
傾向として、アルコールの消費量は年々、減っていっているわけだし。
それと、サッポロビールは外資や、ハゲタカファンドに狙われたことがあります。
〝新経営陣〟が、アルビのスポンサーから撤退することを決断することも有り得ます。
新潟日報が経営危機を迎える、そんなこと絶対にないとも言い切れませんよ。
インターネットの爆発的な普及と活字離れの影響で、新聞の発行部数が減少の一途です。
それは讀賣新聞や朝日新聞も同じであり、なんとか打開しなくてはいけないと、朝日と讀賣と日本経済新聞社がこの前、業務提携を結びました。
主義主張の異なる朝日と讀賣が手を結ぶんですから、よほど将来の新聞業界は厳しい経営が待っているのでしょう。
可能性は極めて薄いですが、アルビのスポンサーから撤退、もしくはスポンサー料の減額ということを、新潟日報がアルビに打診することも無きにしもあらず、です。
IT企業のMSNが経営の大ピンチに見舞われることは、相当に考えにくいことですが、あそこは外資企業だから、米国本社の指示で「費用対効果」の観点から、ドライにスポンサーを降りることも考えられますよ。
“なかなか優勝できないクラブのユニフォームスポンサーなどやってられない”
というふうに、三行半を突きつけてくることは、結構リアルな話だと思いませんか?
またコンプライアンス違反で、スポンサーを続けることが出来ないことだって想定されます。
グッドウィルとフルキャストという企業は、法令違反を犯し、埼玉西武ライオンズと宮城球場のスポンサードを降りざるを得ない状況になりましたよね。
また「白い恋人」の偽装が影響して、コンサドーレのユニフォームスポンサー契約が、ゴタゴタしたのは記憶に新しいところ。
まあ、長々と書いてきましたが、何を訴えたいかと申しますと、
アルビレックスの入場料収入を現在の2倍にして、
スポンサー様が突発的に撤退したとしても
大丈夫なような財務体質を作りたい
2006年度の財務記録によれば、浦和レッドダイヤモンズの入場料収入は25億3100円。
対して、アルビレックス新潟のそれは9億9400万円。
ご存知の通り、浦和はJリーグナンバー1の観客動員力を誇り、ナンバー2は新潟です。
でも、トップと2位との差の、なんと大きいことよ!
6万人収容の埼玉スタジアム2002、4万2000人収容の東北電力ビッグスワン、こういう器の差があるので、「入場料収入差」が出来てしまうのは仕方がありません。
けど、余りにも、引き離されています。
2006シーズンの両チームのリーグ戦総入場者数を比べてみましょう。
アルビは65万8050人、レッズは77万4749人、その差は11万6699人。
けど、入場料収入の差は「15億3700万円」で、レッズの収入の半分にも満ちません。
なぜ、こうまで金額に差が出てしまったのかというと、客単価に開きがあるから!
客単価を出してみます。
浦和は、3266円。
新潟は、1510円。
なんとまあ、東北電スの入場者ひとり一人が支払う「入場料金」は、埼スの半分以下ですよ・・・( ̄  ̄;)
これではダメです、2倍にUPしなくては!!
まず、無料招待券の配布の「差」がデカいです。
レッズも配っているらしいですが、微々たる数だそうで、実質0枚も同然だとか。
新潟は、ご存知の通りです。
J2時代に比べて、無料チケットの数は大幅に減少しましたが、それでもかなりの量らしいです。
中野社長の方針で、無料招待券配布は今後も続けるそうですが、そうであっても、その配布枚数を減らさなくてはいけません。
また、有料チケットの額も抑制されています。
前売りと当日のチケットの料金を同一にして、その代わり、値上げするなどするべきだと吾輩は考えます。
食料品の値上げに加えて、サッカーチケットも値上げされるのは家計に堪えますが、やらないといけないでしょう。
それとシーズンパスチケットの値引き率を改正するのも一考かと。
後援会員は、シーズンパスチケットを割り引いて購入できます。
他のクラブも同様の処置を取っていますが、でも聞いた話では、アルビの割引率は高い方だといいます。
この割引率を抑えるか、値上げするか、そうするのが得策です。
そして、シーパス以外の入場者数、つまり試合毎にチケットぴあやローソンでチケットを購入してスタジアムに足を運ぶ入場者を増やすこと。
でも、これが一番、難しい問題なんだよなあ。
魅力的で、何度でも行きたくなる[東北電力ビッグスワンスタジアム]を作り上げるのが、困難極まりないんですよねえ。
これに関しては、クラブの営業・広報担当のみならず、サポーターもアイデアを提供し、方策を練っていかなくてはいけません。
が、ご承知の通り、そういう話し合いをする場である「カンファレンス」が開催されません。
例のヤツの問題で、すっかり、どこかに吹き飛んでしまったけど、カンファレンス開催をなるべく早く中野社長に呑んでもらいたいです。
とにかく、ちょっとずつでも平均単価をUPしていき、数年後には、入場料収入を2006シーズンの2倍である20億円台に乗せたいし、乗せなくてはいけない、それがサポーターとファンの義務だと思います。
今のアルビの予算は約30億円だけど、入場料収入が2倍になれば、40億円になるんですよ!
10億円も増加すれば、その分、選手の年俸に反映できるし、補強にも役立てることが出来るんです。
また、入場料収入が毎年20億円は確保できれば、スポンサーが急に撤退しても、急場は凌げるじゃないですか!
鹿島アントラーズの選手たちは、せっかく久々に優勝という快挙を成し遂げたのに、「お給料」がそんなに上がらないそうです。
で、選手たちは、それに不満を漏らしています。
なぜ、UPしてあげないのか?
それは、カシマスタジアムが閑古鳥が鳴く状況で、懐の中身が乏しく、年俸を高くしたくても出来ないから。
今季にも優勝するアルビレックスですが、そうなったら、当然、選手の報酬も高くしてあげたいですよね、皆さん。
でも、その原資が足りなかったら、どうします?
そうしないためにも、入場料収入を高めるアイデアをみんなで出し合って、実現したいです。