2008シーズンまでアルビレックスでプレーし、新潟のJ1リーグ定着に貢献してくれた寺川能人(よしと)選手のプレーを、5月28日、千葉県の市原臨海競技場で観戦しました。
彼はアルビレックス新潟を退団した後、ベルマーレに移籍。
湘南には、2009-2010シーズンの間、在籍。
そして2010季を以って湘南ベルマーレとの契約が非更新となり、沖縄県のチーム「FC琉球」に今季から入団しました。
「FC琉球」は、『J3リーグ』に該当する「JFL ジャパン・フットボール・リーグ」のクラブ。
将来的なJリーグ加盟を目指しています。
バスケットボールbjリーグの「琉球ゴールデンキングス」と同様、アウェイ試合のときは必ず旅客機に乗って移動、そして試合をして、また飛行機に乗って沖縄に戻る―
肉体的に―財務的にも―厳しいチーム事情であり、ベテランの寺川にはしんどいんじゃないかな。
それでも彼はここまで、全試合で先発、そしてフル出場を果たしているのですから、大したものです。
ちなみに、単身赴任ではなく、奥様とお子さんも沖縄本島住まい。
背番号は「7」。
寺川は2001-2002シーズン、新潟でも「7」を付けていました。
湘南での背番号も「7」。
2004-2008季の新潟での背番号「16」も「1+6=7」と解釈できるし、「7」はテラにとって思い入れの強い数字なんですなあ。
それと彼は、キャプテンマークを付けています。
年齢、経歴、それを踏まえれば主将を任されるのも自然な流れでしょう。
FC琉球が、市原臨海競技場で戦った相手は「ジェフリザーブズ」。
「ジェフリザーブズ」とは、J2リーグのジェフU千葉の下部組織。
リザーブズで目覚しいプレーを表現し続け、それが認められればジェフU千葉とプロ契約を結べる―
逆に、ジェフU千葉で芳しくない選手、或いは出場機会を得られず燻っているような若手をリザーブズに移籍させて鍛える―
そういう関係性を持っています。
ジェフリザーブズは5月27日の時点で、JFL最下位。
5試合で0勝5敗、総得点0、総失点11。
元来、強くないチームでしたが、今季はもっと酷い有り様のようで。
一方のFC琉球は2位。
“2位と最下位との対戦じゃあ、一方的な展開だろうな”
と予想をしてしまうのも、むべなるかな。
が、実際はその見立ては裏切られ、ジェフが押し気味。
ゴールネットを揺らし、ジェフが今季初得点!という場面もありました。
けど残念、これはオフサイド判定。
ただ、これが象徴するようにジェフのペースで前半は終了。
琉球のシュート数は僅か2本。
ところが後半、様相は一変して琉球ペース。
琉球の新里(しんざと)監督曰く“前半は相手のリズムに入りそうな時間があり、危ないシーンもあった。
ハーフタイムに、自分たちのリズムを作って、スペースを見つけてかけひきをしていこうと選手たちに伝えピッチに送り出した。
後半はボールを確保してリズムがつくれて、得点が生まれた”
そして後半12分、遂にジェフゴールが陥落。
その得点を決めたのが、寺川能人選手!
ヘディングシュート!
これが琉球に移籍しての初得点!
その瞬間、市原臨海競技場には推定12名ほどのアルビレックス新潟サポーターが着席していました。
拙も含めて、非常に幸運でした。
サッカーの神様が存在したとして、その配慮で、テラに得点を決めさせてくれたような。
彼のポジションはボランチ。
舵取りは、背番号10番の田中康平選手に委任し、寺川選手は守備時にはFWの位置まで上がってプレスを掛けることはあるけど、攻撃時には2列目・3列目から飛び出すこともなく、セカンドボール拾いに徹したり、ジェフのカウンター攻撃に備えた動きをしています。
コーナーキックやフリーキックのときも、ペナルティエリア内に入ることなく、ハーフウェイラインに陣取っています。
そんな按配だから、寺川がゴールを決める場面は見られないだろうな、そう〝覚悟〟していたんですが、ところが、得点しちゃうんですからねえ。
一度、琉球のシュートが跳ね返されるんだけど、直ぐさま左サイドから再アタック、クロスが上がります。
そうしたら、ファーサイドにいた選手がどフリーで、頭で軽く合わせてゴ~~~ル。
そのどフリーの選手こそ、寺川。
ジェフ側も、ゴール前に姿を見せない寺川があんな位置にいて、ビックリしたでしょう。
かく書く拙もそうでした。
寺川は、このゲームも90分間フル出場。
年齢が年齢だし、往時の運動量は流石に発現しなかったけども、『機を見るに敏い』。
適宜な動き出しでジェフのカウンターを遅らせたり、インターセプトしたり、唸らせます。
キャプテンマークを巻いている彼は、チームメートを鼓舞するようなことは殆ど見られませんでしたが、琉球の監督から度々指示が伝えられ、それをチームメートに再伝言して、修正を図る姿はよく見られました。
沖縄県を本拠とするチームだから、そうおいそれと旅客機に乗って試合を観に行くことは難しいです。
本州でのアウェイ試合ならば〝足を運びやすい〟けども、アルビレックスの試合を応援しつつ、となればこれまた困難。
JFLの試合だと、スカパー中継も有り得ません。
だから、アルビレックスレディースとのダブルヘッダーという天の配剤で、琉球・寺川のプレーを目撃できたのは、ホント、僥倖でした。
その上、テラの得点場面も観られたんですからね!
可能ならば、またテラのプレーする姿を観たいのだけど、その日は何時くるのだろう?
彼はアルビレックス新潟を退団した後、ベルマーレに移籍。
湘南には、2009-2010シーズンの間、在籍。
そして2010季を以って湘南ベルマーレとの契約が非更新となり、沖縄県のチーム「FC琉球」に今季から入団しました。
「FC琉球」は、『J3リーグ』に該当する「JFL ジャパン・フットボール・リーグ」のクラブ。
将来的なJリーグ加盟を目指しています。
バスケットボールbjリーグの「琉球ゴールデンキングス」と同様、アウェイ試合のときは必ず旅客機に乗って移動、そして試合をして、また飛行機に乗って沖縄に戻る―
肉体的に―財務的にも―厳しいチーム事情であり、ベテランの寺川にはしんどいんじゃないかな。
それでも彼はここまで、全試合で先発、そしてフル出場を果たしているのですから、大したものです。
ちなみに、単身赴任ではなく、奥様とお子さんも沖縄本島住まい。
背番号は「7」。
寺川は2001-2002シーズン、新潟でも「7」を付けていました。
湘南での背番号も「7」。
2004-2008季の新潟での背番号「16」も「1+6=7」と解釈できるし、「7」はテラにとって思い入れの強い数字なんですなあ。
それと彼は、キャプテンマークを付けています。
年齢、経歴、それを踏まえれば主将を任されるのも自然な流れでしょう。
FC琉球が、市原臨海競技場で戦った相手は「ジェフリザーブズ」。
「ジェフリザーブズ」とは、J2リーグのジェフU千葉の下部組織。
リザーブズで目覚しいプレーを表現し続け、それが認められればジェフU千葉とプロ契約を結べる―
逆に、ジェフU千葉で芳しくない選手、或いは出場機会を得られず燻っているような若手をリザーブズに移籍させて鍛える―
そういう関係性を持っています。
ジェフリザーブズは5月27日の時点で、JFL最下位。
5試合で0勝5敗、総得点0、総失点11。
元来、強くないチームでしたが、今季はもっと酷い有り様のようで。
一方のFC琉球は2位。
“2位と最下位との対戦じゃあ、一方的な展開だろうな”
と予想をしてしまうのも、むべなるかな。
が、実際はその見立ては裏切られ、ジェフが押し気味。
ゴールネットを揺らし、ジェフが今季初得点!という場面もありました。
けど残念、これはオフサイド判定。
ただ、これが象徴するようにジェフのペースで前半は終了。
琉球のシュート数は僅か2本。
ところが後半、様相は一変して琉球ペース。
琉球の新里(しんざと)監督曰く“前半は相手のリズムに入りそうな時間があり、危ないシーンもあった。
ハーフタイムに、自分たちのリズムを作って、スペースを見つけてかけひきをしていこうと選手たちに伝えピッチに送り出した。
後半はボールを確保してリズムがつくれて、得点が生まれた”
そして後半12分、遂にジェフゴールが陥落。
その得点を決めたのが、寺川能人選手!
ヘディングシュート!
これが琉球に移籍しての初得点!
その瞬間、市原臨海競技場には推定12名ほどのアルビレックス新潟サポーターが着席していました。
拙も含めて、非常に幸運でした。
サッカーの神様が存在したとして、その配慮で、テラに得点を決めさせてくれたような。
彼のポジションはボランチ。
舵取りは、背番号10番の田中康平選手に委任し、寺川選手は守備時にはFWの位置まで上がってプレスを掛けることはあるけど、攻撃時には2列目・3列目から飛び出すこともなく、セカンドボール拾いに徹したり、ジェフのカウンター攻撃に備えた動きをしています。
コーナーキックやフリーキックのときも、ペナルティエリア内に入ることなく、ハーフウェイラインに陣取っています。
そんな按配だから、寺川がゴールを決める場面は見られないだろうな、そう〝覚悟〟していたんですが、ところが、得点しちゃうんですからねえ。
一度、琉球のシュートが跳ね返されるんだけど、直ぐさま左サイドから再アタック、クロスが上がります。
そうしたら、ファーサイドにいた選手がどフリーで、頭で軽く合わせてゴ~~~ル。
そのどフリーの選手こそ、寺川。
ジェフ側も、ゴール前に姿を見せない寺川があんな位置にいて、ビックリしたでしょう。
かく書く拙もそうでした。
寺川は、このゲームも90分間フル出場。
年齢が年齢だし、往時の運動量は流石に発現しなかったけども、『機を見るに敏い』。
適宜な動き出しでジェフのカウンターを遅らせたり、インターセプトしたり、唸らせます。
キャプテンマークを巻いている彼は、チームメートを鼓舞するようなことは殆ど見られませんでしたが、琉球の監督から度々指示が伝えられ、それをチームメートに再伝言して、修正を図る姿はよく見られました。
沖縄県を本拠とするチームだから、そうおいそれと旅客機に乗って試合を観に行くことは難しいです。
本州でのアウェイ試合ならば〝足を運びやすい〟けども、アルビレックスの試合を応援しつつ、となればこれまた困難。
JFLの試合だと、スカパー中継も有り得ません。
だから、アルビレックスレディースとのダブルヘッダーという天の配剤で、琉球・寺川のプレーを目撃できたのは、ホント、僥倖でした。
その上、テラの得点場面も観られたんですからね!
可能ならば、またテラのプレーする姿を観たいのだけど、その日は何時くるのだろう?
レディースとテラ共に勝って良かったし、テラが得点さらに良しでしたね。これでレッズに勝っていれば・・・。いやいやレッズ戦は勝ちに等しいドロー!ベテランでもさすがダイナモと呼ばれた男。90分闘いましたか。寺川能人オーオオオー!