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アルビレックスサポーターの住職「ナニコレ珍百景」に登場

2022年06月01日 06時00分00秒 | 新潟のこと
五泉市の永谷寺(ようこくじ)の住職、吉原東玄さんが、2022年6月5日(日)放送の「ナニコレ珍百景」に登場します。
吉原さんはただのお坊さんではなく、『ギター演奏でお経を唱える筋肉ムキムキ住職』さん。
4月28日放送の「THE TIME,」には生出演し、ギター演奏読経披露もしています。


この吉原住職は、アルビレックス新潟の応援もしていて、つい最近ではお寺のYouTubeチャンネルで、アルビレックス新潟×モンテディオ山形の〝宣伝〟もしちゃっています。
 

吉原住職がギター演奏読経を行うようになった経緯を、朝日新聞新潟版が伝えています。

アコースティックギターの音色に合わせて般若心経を唱える住職が、五泉市にいる。
その様子を動画配信したところ評判になり、参拝者に頼まれて寺で披露するように。
さらに、葬儀や法要で“演奏”することもあるそうだ。

 「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみったしんぎょう)……」。
般若心経を唱えはじめると、滑らかな手つきでリズムをとるようにギターの弦をはじき、落ち着いた音を奏でる。
読経と演奏は、五泉市村松地区にある永谷寺(ようこくじ)の住職、吉原東玄さん(42)。
「木魚よりもリズミカルで、お経が自然と耳に入ってくる」と手応えを感じている。

 ギター伴奏つきの読経を始めたのは、新型コロナ対策の最初の緊急事態宣言が出た頃だった一昨年5月。
外出自粛ムードが広まって自宅で過ごす人が急増している中、「お寺の『ありがたいもの』を動画で発信できないか」と大学時代の友人から持ちかけられた。
そこで思いつくまま、特技のギターを伴奏に般若心経を唱え、YouTubeに投稿した。
すると、動画を見た人から「実際に聴きたい」という連絡が寺に電話で相次いだほか、近所でも評判に。
希望者が参拝に来れば本尊を置いた本堂や境内で「生演奏」を披露するようにもなった。
多ければ月10回ほどあり、参拝者も以前より増えたという。

吉原さんにとってギターは、思春期に直面した寂しさを紛らわせてくれた道具だった。
高校入学前、小千谷市にある実家の寺から、遠縁にあたる永谷寺へ養子に入ることに。
家族と離れた生活を送るようになり、手に取ったのが、父からもらった古いフォークギターだった。
好きだったミスターチルドレンの代表曲「イノセントワールド」の楽譜を買い、自室の8畳間で、時に涙を流しながら夢中で練習した。
それから30年近くが経ち、ギターは読経の道具にもなった。
般若心経は仏教の重要概念である「空」の教えを説き、葬儀や法要で読むことが多いという。
「ありがたいお経で、どんな場面でも適用できる」と吉原さん。
読経に合わせて和太鼓をたたく動画も発信している。

村松地区は少子高齢化と過疎化が進んでいるが、めざすのは人が集まる寺。
住職として一人でも多くの人の悩みを聞き、解決の助けになりたいと思っている。
そのために、「待つだけではだめ。
従来のスタイルを変えてでも自分の活動を見てもらいたい」。
今日もギターを奏でながら、お経を唱えている。

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