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新潟アルビレックスBCの優勝が示唆したこと

2011年09月28日 13時00分00秒 | 新潟アルビレックスBC
勝負の行方、スポーツの最終結果というのは、最後の最後まで分からないという好例。
人事を尽くしたからって絶対に確実に、素晴らしい〝果実〟を得られるわけじゃないけど、その〝果実〟を手にするためには、最後の最後まで手を尽くさないといけないことを示した実例。


プロ野球BCリーグの2011シーズンの上信越地区・後期戦を、新潟アルビレックスBCが制しましたね。
おめでとうございます。

昨シーズンは、群馬ダイヤモンドペガサスが前後期どちらも優勝、その前のシーズンも群馬が両方を制覇し、優勝から遠ざかっていた新潟。
今季は、前期をまたまたペガサスが優勝し、これで群馬は2008シーズンの後期以来、5期連続して上信越地区に君臨。
一方のアルビBCは、これで5期続けて、地区優勝から遠ざかる結果に。

ついでに書けば、拙のアルビレックスBC現地応援というのも、遠ざかっていき……

今年7月、6期ぶりの地区王者に返り咲くため臨んだ後期リーグ戦のアルビBC。
出だしは快調、首位に躍り出る。
途中、順位を下げたけども、お盆の時期に連勝を重ねて再び1位に。

アルビレックスBCの公式サイトを見る度、“これ、久しぶりに優勝!?”と期待していたら、8月末から雲行きが怪しくなってきて。
そして、信濃グランセローズに優勝マジックが点灯しちゃって。

サッカーのアルビレックスが、アントラーズに追いつかれ、エスパルスに逆転負けを喫し、ユアテックスタジアム仙台で一敗地に塗れた時期と重なっていたもんだから、余計に意気消沈したものでした。
球場に行かない自分ですら、こうなのですから、普段から野球場に足を運んでいる応援者の方々の危機感、焦燥感は如何ばかりか。

ところが、ところが、事態は二転三転し、グランセローズの優勝マジックが消えて、今度はアルビレックスBCに灯ってしまって。
でもって、遂に久方ぶりの地区優勝を手にしました。

正直の心境、アルビレックスBCの逆転優勝は90%無い、と諦観していました。
選手たち・スタッフには失礼な話ですけどね。
でも最終結果は!
お恥ずかしい限り。

橋上監督以下、コーチ、選手たちは信濃の優勝が決まるまで、出来る限りのことを実行したのは必定。
毎試合のように野球場に行っていた応援者たちも、心が折れそうになりながらも耐えて、応援を続けてきたはず。
それが実となって、優勝を掴み取ったということなんでしょう。

そんな自分がこう書くのも甚だ妙ですけど、でも今度の優勝を通じて、最後の最後まであらゆる方策を探り、頭を使い、全力で競技に臨めば、道は開けるものなのだな、と得心。
実に示唆に飛んだ、今度のアルビレックスBCの優勝劇だと感じました。

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