アルビレックス新潟×河原和寿 矢野貴章の壮行ゲーム以来

河原和寿―
かつてアルビレックス新潟に在籍した、ディフェンスラインの背後を取ることに長けた攻撃的選手。
田中亜土夢と共にFIFA U-20ワールドカップ カナダ2008にも出場した期待の若者でした。
その後、紆余曲折あり、大分トリニータと栃木SCを経て、今は愛媛FCに所属。
愛媛の在籍期間は、今季で6シーズン目。

河原が、新潟選手として最後に公式戦に出たのは、2010Jリーグディビジョン1第12節、対モンテディオ山形戦。
後半追加時間に、マルシオ リシャルデスに代わってデンカビッグスワンスタジアムのピッチに。
1分とか2分とか、そんな短時間の出場に終わりました。
で、このゲームを以てJ1リーグは中断。
理由は、2010FIFAワールドカップ南アフリカに対応した中断期間に突入したから。

そして彼は、大分トリニータに期限付き移籍し、2010シーズン閉幕後に退団が発表。

件の対山形戦は、矢野貴章のFIFAワールドカップ出場壮行ゲームでもありました。
主役は矢野貴章であり、巷間、矢野はこのまま南アフリカ共和国経由で西欧のクラブに移籍するんじゃないかと云われたものです。

“貴章の新潟での最後の試合になるかも”
そう囁かれていましたが、結果的に河原のそれでもありました。
―そして矢野は2度にわたり、アルビレックスに出戻るわけですが、それはまた別の話。

2010Jリーグディビジョン1第12節の開催日は、平成22年5月15日。
よって、河原がデンカビッグスワンスタジアムでプレーする機会が巡ってきたら、それは2867日ぶりです。

河原、今季開幕前のトレーニング中に腰を痛め、長らく別メニューでの調整を強いられて、第4節で途中出場。
新潟戦に起用されるかどうか、見通しは不明です。