北海道で小さな庭を作る

北海道のオホーツク海側で草木と向き合いながら庭づくりに挑戦する日々を綴ります。

エゾスカシユリの種まき

2020-11-10 13:13:58 | 日記
エゾスカシユリの種をまきました。
 
↓エゾスカシユリ
 
元々北海道で自生してるユリで、うちの近所だとちょくちょく野生のものを見かけるのですが、
なんかそこから採集して植える気にはならず、、、。
 
また、
エゾスカシユリは必ずしも球根から茎が直上へ伸びるわけではない、
つまり、コオニユリのように球根から地下茎が匍匐し、
そこから地上へ茎が立ち上がる、とのことで、
採集しようにも地上部から球根を掘り当てるのは困難だと判断しました。
 
それに、ある意味「盗掘」ですからね・・・。
 
道路端であればまだ良いのでしょうけど、それにしても。。。と。
 
(何年か前にキタミフクジュソウの大規模盗掘現場に居合わせたことがあったのもあります^^;)
 
そしてエゾスカシユリの球根があまり出回っていないんですよね。
 
というのもあって、種を買って育ててみることにしました。
 
 
届いた!
 
 

 
30粒ほど入っています。
 

 
こんな景色になってるところもあるんですが、、、w
 

 
さて種を広げて、半分に分けます。
 

 
 
半分は花壇に直播きしますね。
 
このラベルで区切ってあるエリアにはアジアティックハイブリッド(ピンク)が既に植え付けてあります。
ここの表面に撒いてみます。
 

 
表面を薄く掘って

 
 
種を撒きます。
 

 
薄く覆土しておきます。
早ければ来年の初夏、発芽がみられるはずです。
 

 
 
もう半分の種は、室内で育ててみます。
 
小ぶりの鉢に、まだ何も植え付けてない花壇Bから土を拝借。
 



 
半分の種を撒きます。
 
 


 
 
薄く覆土し、室内で管理します。
 

 
エゾスカシユリは地下速発芽型なので、一旦地下茎を作ってから発芽します。
また、発芽には温度のトリガーは必要ないはずです。
(ヤマユリやヒメサユリなどは温度のトリガーがあるので発芽まで一年半かかるそうです)
 
本によると発芽まで2〜3ヶ月だそうですので、早ければ年明けぐらいには発芽するのではないでしょうか。
 
 
外に出たついでに、と言ってはあれですが、
ヒメシャガの冬ごし準備を。


 
すっかり黄色くなった葉をカット。
 



 
隣のシランと一緒に腐葉土でマルチングします。
 
来春、再び会えると信じて・・・。
 
 
 
宿根アスターはまだ元気っぽいので冬の準備はまた今度。


 
 
明日にはゆりの球根(第1弾)が届くので、植え付けが待ってます。