昨日の朝、大阪で受験の説明会があるということで、お兄ちゃんを駅まで送った。往復の道のりで、いつものように車の中でラジオを聞いていた。
私はどうころんでも文系だけれど、数字と計算さえ出て来なければ理系への興味もやぶさかではない。なので、しあさって3月29日(水曜)に地球上で皆既日蝕が見られます、という話には思わず身を乗り出した。
ラジオで話していた日蝕おじさんによれば、今回の皆既日蝕のベストビューポイントはサハラ砂漠のど真ん中らしい。が、さすがにそんなところへ行くのは大変なので、次善のビューポイントであるアフリカなどへの「皆既日蝕ツアー」が世界中で組まれたらしい。
「一度でも皆既日蝕を見てしまうと、それが終了した時点で早速『次の日蝕はいつ?どこ?』というくらい魂を奪われてしまう」と、ラジオのおじさんは興奮気味だった。日蝕を見るため職場に休暇を願い出て拒否されると「こんな会社に居ても意味が無い!」と憤慨し、職を投げ打って日蝕ツアーに出かけるという『魅せられたる魂/日蝕病』になってしまう人も珍しくないそう。
「日蝕を見るというのは、日蝕が始まってからの地上の風景の劇的な変化を観察することでもあるんですよ、写真やテレビでは、なかなかそこまでは映してはくれませんからね。」 なるほどー。そういうものかもしれない。
たまたま今日おばあちゃんと日蝕についての話題がでた。彼女は昔、さっと日が陰るくらいの、日本では珍しいくらい大きめの部分日蝕をみたときの体験を話してくれた。
「くらーなってくるとな、アネモネの花が一斉にすぼむんや。で、また陽が差して来ると、ぱあっとひらいてくるんやな」
しかーし!「日本にいても日蝕は見られます」と幸か不幸か『日蝕病』に罹患していない私たちにも、慈悲深いおじさんは極秘の??情報をラジオでこっそり教えてくれた。
「『ライブ!ユニバース』というインターネットのサイトがあって、ここがリビア、エジプト、トルコの3カ所で皆既日蝕をネットで中継してくれます。」ふんふん。ということで、さっきアクセスしてみました。↓
http://www.live-eclipse.org/
日蝕のスタート時間は、リビア19時13分、エジプト19時38分、トルコ19時53分だそうです。(すべて日本時間)
さあ、あなたもネットで皆既日蝕を観察しませんか? 3月29日水曜日の夜7時からPCの前でまちかまえてください。ただし、このお誘いによって、もし『日蝕病』に罹患しても、当方は責任を持ちかねますので。
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