紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

縁側でひなたぼっこ

2009-04-24 22:59:00 | 読書
 室内は肌寒かったので、午前中は家事を終えてからのお昼までのしばしの時間を、たぬき亭のデッキにて過ごす。たぬき亭を建てるとき「縁側があったらいいな」という私のリクエストに、「じゃ、デッキつくるし」とレスャ塔Xしてくれてできたスペース。そこで「縁側でひなたぼっこ」状態。

 ここに布団を干して、その上に寝っころがって、というのが最高なんだけど、それじゃ何のための布団干しなのか・・・?ってことになるので、縁に腰鰍ッ、足ぶらぶらでの読書にとどめる。

 読書、といってもコミックの『へうげもの』8服のあと残りわずかのページを読了するまで。7服に引き続き、主人公の影が薄くなるくらい千利休の話のウエイトが大きい。でも千利休を書かないと、古田織部とのコントラストや後の話へと繋いでいくのが難しいし。

 それにしても千利休の描き方は、憎らしいくらい上手いなぁ。7巻の内容がバウンドして千利休に戻ってくるなんて。そして古田織部(のセンス)を見る利休の、他に無いような穏やかで温かいまなざしが、すごく好き。

 色んな人たちが出て来て、右往左往する巻でもあり、しみじみと面白かった。古田の百面相も相変わらずだし。古田プロデュースの染め付け茶碗がヒットしたり、伊達政宗とのコラボ!?「芝居」と「祭」は大成功で、古田織部、歩を進めた感あり。利休と古田がお互い、一目置きつつすれ違って行くのも、愛情を持って描かれている好きなシーン。

 大好きなひなたぼっこ読書は、ぬくぬくのんびりと楽しめたけれど、私は花粉症でもあるので、覚悟の上の決死の読書でもあった。快楽読書と引き換えに、その後、不快症状続出。それでも、わがアウトドア読書に悔いなし!



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