goo blog サービス終了のお知らせ 

 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

アニメ史上に残る迫力シーン、それは・・。

2007年02月17日 | 漫画・アニメ、そして特撮

アニメを見ていると、作画の力というものをまざまざと思い知らされたシーンってのがある。
実写では決して出せない迫力に打ちのめされて、画の迫力に感動してしまうことがある。


いくつかそういうシーンはあったのだが、私にとってその極めつけともいうべきシーンは、「巨人の星」で花形満が星飛雄馬の大リーグボール1号をホームランするシーンがそうだった。

有名な作品なので御存知の方は多いだろうと思うが、花形は星の大リーグボール1号を打つために、鉄バットで鉄球を打つ特訓をした。
その成果が、このホームランシーンだった。

バットを目指して当たってくる大リーグボール1号を、花形は特訓の成果の怪力で、ボールがバットに当たった瞬間バットを無理矢理スイングし打ち据えた。
いや、打ち据えたというよりも、バットに吸い付いてきたボールをバットで強引にスタンドへ運びこんだ・・とでも言えばいいのだろうか。

このシーンは原作よりもアニメの方が迫力勝ちだった。

なにしろカメラアングルが凄い。
ロウアングルと言ってしまえばそれまでなのだが、このロウアングルが超ロウアングルで、犬や猫の目線・・・・いや、犬猫どころではない、もっと低い。
むしろ、地を這う虫の視点とでも言った方が適切。
地を這う虫がホームベース上に居て、そこから花形を見上げているようなアングルだった。

バットを振りきってボールを飛ばした瞬間の花形は、一瞬バットが天空目指して止まった状態になる。
それを虫の視点で見上げると、花形のスパイクから天に伸ばして止まったバットの先までが一直線状になり、花形の足元からバットの先までの距離は何十メートルもあるかのように感じられた!
まるで何階建てものビルや塔を地面から見上げたような高さに思えた。

このシーンには度肝を抜かれた。
なんていうアングルなのだろう!
なんという演出だろう!

また、このシーンの前にサイドアングル…………いわば、左バッターボックスから右バッターボックスに立つ花形を見る視線で、花形がバットでボールを運び出すシーンの彼の表情がまたすごかった。

花形は前髪を伸ばして前に垂らしたようなヘアースタイルなのだが、バットで大リーグボールを運び出す瞬間の彼の顔には前髪が009のように貼り付き、その形相の凄いこと凄いこと!
このシーンの後に、前述のような「虫の視点」で見上げるシーンが来たもんだから、その迫力は倍層だった。

個人的に、アニメ「巨人の星」のこのシーンは、アニメ史上に残る迫力ある作画カットだと思っている。

このブログを読んで下さってる皆さんの中にも、きっと自分なりの「アニメ史上に残る印象的な作画カット」というのがあるのではないだろうか。










コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アルバムの「構成の良さ」に... | トップ | サイコロキャラメル »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
アニメ史上に残る迫力シーン……私編 (62歳男)
2018-08-02 18:01:04
かなり前のテーマへの投稿失礼致します。

私が特に強烈に印象に残っているアニメのシーンは、
伝説巨神イデオンの最終回の「ある」シーンです。

ガンダムで有名な富野喜幸の80年頃の作品です。
内容は宇宙を舞台にした異星人同士の争いがテーマです。
初めてその最終回を見たときの衝撃は凄まじかったです。

なんと!登場人物全員が死んでしまうのです!

こんなラスト有りなのか?と思いました。
むご過ぎる、悲し過ぎる、と思いました。

でも、戦争がテーマですから、有り得る結末ですね。
見始めた時から何か悲劇的な雰囲気は漂ってましたが、
まさかあのようなラストになるとは…………。
想像を遥かに越えるものでした。

このラストシーンのせいで、一時期アニメファンから彼はこう呼ばれていました。「皆殺しの富野喜幸」と。

あと、エンディング曲が中々いいんです。
作曲すぎやまこういち、歌戸田恵子「コスモスに君と」
動画サイトで聴けるので、よろしければどうぞ。
アニメも無料アニメサイトを探せば見つかると思います。
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-08-02 19:29:33
そのアニメのタイトルは知ってます。
ただ、当時私は巨大ロボットアニメって、あまり好きではなかったんです(笑)。
なんか、始めに玩具メーカーありきみたいで、、。
実際、玩具メーカーが初めにデザインを考え、企画を局に持ち込んで作らせた作品もあった、、、という話を耳にして、なおさら、、、。

私はやはり、漫画家やアニメ会社主導であってほしかったんだと思います。
まあ、イデオンはぞうじゃなかったんでしょうけど。

あと、合体ロボットアニメがあまりに多くて、食傷気味だったのもあったかも、、、。


でも、登場人物全員死んでしまうというのはスゴいですね。
そりゃ衝撃だったことでしょうね。
ずいぶん思い切った展開、、、。


イデオンは、アニメマニアにはかなり人気あったらしいですね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

漫画・アニメ、そして特撮」カテゴリの最新記事