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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

使えなかった楽器

2010年06月11日 | 音楽活動
ライブや練習なら、たまにやっているけど、レコーディングというのは、私にとって非日常的な作業。
なので、レコーディングでは、普段中々使う機会のない楽器を使ってみようと、スタジオに何本か民族楽器を持ち込んだ。

で、曲の一部に導入してみようとした。
中には首尾よく採用できたものもあるけど、採用できなかった楽器もあった。

やはり・・

作りがチープな楽器は、使いづらい。
いやなに、音色ということではない。
音色に関しては、どんなチープな音でも使い方次第で、使えることがある。

だが・・

チープな楽器というものは、チューニングがきつい。

たとえば開放弦で合わせても、バレーコードを使うハイポジションでは微妙に音程が狂ったりする。

曲を通じて開放弦で弾けば問題ないのだろうが、曲の展開やフレーズ、その楽器を入れる「効果」という意味で、1曲まるまる開放弦で弾くというわけにはいかない場合がある。

そんな時・・

やはり、楽器としての完成度というのは、問われてくる。

それが、音程の不安定さが逆に効果的になる種類の曲ならまだいいのだが、そうじゃない場合は、そういう楽器を導入した場合、その不安定な「演奏の一部」ばかりに耳がいってしまうことになりかねない。

そうなると、曲の全体像を聴いてもらえなくなる。
それは本意ではない。

なので、せっかく持ち込んだ楽器ではあるが、結局「使えない」という決断をくだすことに。

その楽器にとっては、千載一遇のチャンスだったのに、チャンスを逃してしまったわけだ。


民族楽器というのは、作りが雑なものが多い。
また、その音色は、かなり癖が強い。
改めて、通常の曲に導入する難しさを実感した。
まあ、ある程度そのへんは分かってはいたのだが・・。


そういう楽器は、今度どうむきあっていけばいいだろう。


特に自作曲に、そういう楽器を導入したいと思ってる私にとっては。


遊びで自宅で弾くぐらいしか、現状としては手は無い・・。



でも、なんとか使えた民族楽器もあるし、またそれは、普通のギターでは出せない雰囲気をかもし出している。
それだけでも良し・・とするかなあ。


もっとも、民族楽器には、その楽器に一番合ってる「音楽ジャンル」ってのがあるので、私がその楽器に合わない曲調の曲に導入しようとしたり、弾き方をしようとしたのも原因ではあるだろう。

ただ、私はその楽器に一番あった「音楽ジャンル」を追求してるわけではないし、そういう立場や環境にいるわけでもないので、自分の特定の曲に、ただの音色効果として入れたかったのだが・・・やはり邪道かなあ。

でも、いつかは使ってみたい。


ちなみに、チューニングのそういう問題があったにもかかわらず、おもちゃっぽい効果が欲しくて、あえて導入した楽曲・楽器もある。

使いどころは難しいけど、おもちゃっぽい楽器の音って、案外好き。

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