
古くからコミックでは、強いヒーローが主役をつとめてきた。
特にそのジャンルがSF系コミックだと、主人公は普通の人間では持ちえない能力を持っていた。
で、なぜそういう能力を持っているかについては、そのヒーローの設定がその理由になった。
例えば、宇宙人、未来人、サイボーグ、ロボット、その他。
その設定の種類の中には、エスパーというのもあった。
エスパー・・・いわゆる、超能力者である。
そのエスパーという種族(?)だが、なぜそのヒーローがエスパーになったか・・・についてはいくつかのパターンがあったが、多かったのは「元々エスパーの素養があった」という設定だったと思う。
超能力というものは、現実世界でも取り上げられることがあり、過去には国家単位で超能力の訓練をしていた国もあった。
また、警察などに協力する超能力者なども存在していたりもするらしい。
ひとくちに「超能力」とはいっても、超能力にはいくつかの種類がある。
では、超能力と呼ばれる能力には、どんなものがあるのか。
自分で知ってた分だけでは物足りないかもしれないので、更に少し調べてみた。
すると・・ 以下の種類が一般的みたいだ。
1、念力(サイコキネシス、テレキネシス)
2、瞬間移動(テレポーテーション、テレポート)
3、精神感応(テレパシー)
4、予知(プレコグニション)
5、透視・千里眼(クレヤボヤンス)
6、精神測定・分析(サイコメトリー)
7.発火(パイロキネシス)
8、念写(ソートグラフィー)
1の念力(サイコキネシス)は、思念だけで物を動かす力。海外の恐怖映画などに出てくる、霊がドアを開けたり、ナイフなどを飛ばしたり、ベッドなどを浮かせたりするポルターガイスト現象に近いような気もする。漫画や映画などでは、お馴染みの超能力。攻撃系の超能力としては、代名詞的存在。
2の瞬間移動は、自身や物体を、離れた場所に瞬間的に移動させる能力。これはご存知の方は多いのでは。念力同様、漫画や映画に出てくる超能力の中でも代名詞的能力。似たようなものにワープという概念があるが、ワープは主に宇宙空間でのロケットなどの超高速移動のことをさす。
3の精神感応は、テレパシーと呼んだほうが通りがいいかもしれない。人の心の内容が、読みとる人の心に伝達されること。もしくは、人の心を読み取ることができる能力。これまた超能力の中では一般的に有名な能力。
4の予知能力は、これから起こることを、あらかじめ察知する能力。この能力を持つ人が本当にいれば、災害などがおこるのは仕方ないにしても、犠牲者を出さずにすむであろう。
5の透視・千里眼。透視能力は、遮蔽物の中身や裏側を見通したり、外界の状況を見通す能力。千里眼は、遠く離れた場所の状況を認識できる能力。透視と千里眼を合わせてクレヤボヤンス(クリアボヤンス)と呼ぶらしい。千里眼などは、神や仙人みたいな存在などが使う能力として描かれてきたことが多い気はする。
6の精神測定・分析に関しては、昨今ではむしろサイコメトリーと呼んだ方が誤解がないかもしれない。物体に残された、人の「残留思念」を読みとる能力。超能力捜査の番組などで、よく耳にしたり、目にしたりする超能力。
7の発火。なんか、発火という呼び方だと、ちょっとあっけない響きに聞こえるが、能力としては、火を発生させることができる能力のことであり、状況によっては強力な能力だ。念力と並んで、直接の攻撃に使える能力だろう。
8の念写は、心に思い浮かべた画像やイメージを、写真に写す能力。昔、心霊コミックなどで、その実験が描かれていた。
などなど。
このうち、エスパーが主役のコミックやドラマで花形的能力なのが、念力、テレパシー、テレポーテーションあたりだろう。昔からエスパーコミックなどでは、お馴染みだった能力だ。
ちなみに・・私が子供の頃に描いたオリジナル漫画でも、主役はエスパー宇宙人で、念力・テレパシー・テレポートは基本装備・標準能力(?)だった(笑)。ちなみに、そのエスパー宇宙人は、精神バリヤーという名の「バリヤー」をはって、敵からの攻撃をガードしたりもしたっけ。
上記の超能力は、その能力名や概念は知られているものが多いが、大活躍するのはどうしても架空の世界であるコミック、映画、ドラマ、小説の中だ。
現実世界では、その存在がどこまでリアルかというと・・・正直、例えばテレポートなどは、できたらいいなとは思うものの、現実的にはありえないと思える。
他の能力に関しても、たとえ・・万一できたとしても、微々たるものではないか。
しかも、その「微々たるもの」を発動させるのに、静かな環境が必要だったり、精神力を多大に消費して疲労困憊になったり、時間がかかったりして、やっとできる・・・そんなものかもしれない。
、
少なくても、コミックなどの中のように、瞬間的に自由自在にスケール大きく発動させられるかというと・・・正直、無理であろう。
それが現実だとは思う。
もっとも・・・コミックの中のエスパーのように、どんな環境でも、瞬時に自在にスケール大きく超能力を発動させられる人物がいたら・・・恐ろしくもある。
なぜなら、その人物が「正義の味方」であるとは限らないからだ。
ちょっとしたいたずら程度で満足していてくれればいいけど、それを軍事利用したり、犯罪に使用したら・・・。
その他にも
例えば・・
超スケベなオヤジが強力なエスパーだったら?
パワハラ上司が強力なエスパーだったら?
反社会的な組織や宗教のトップが強力なエスパーだったら?
詐欺師が強力なエスパーだったら?
悪徳商法のボスが強力なエスパーだったら?
ライバルが強力なエスパーだったら?
飼い主のいうことをきかないペットが強力なエスパーだったら?
人間に害を与える動物が強力なエスパーだったら?
独裁者やテロリストが強力なエスパーだったら?
それらを考えると、うすら寒くなる。
味方ならいいけど、敵だった場合・・・それを考えると、恐ろしい。
さて。
貴方が強力なエスパーだったら?
え?
電車に乗り遅れそうな時にテレポートを使い。
携帯をどこに置いたか忘れた場合に透視能力を使い。
重たい荷物を運ぶ時に念力を使い。
誰かに恋してる時や、仕事で交渉してる時にテレパシーを使い。
ギャンブルをやる時に予知能力を使い。
財布を落とした時にサイコメトリーや千里眼を使い。
サバイバルの時に発火を使い。
カメラを忘れたまま旅行に出てしまった時に念写を使う・・・とか??・・その場合、混浴の温泉での光景を念写したりしてはいけないのは、言うまでもない(笑)。
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