お偉いさんも、子供も、若者も、オヤジも、おばさんも、老人も、美人も、皆等しくクシャミをする。
しかも、クシャミの仕方も、人それぞれ。
「ファ~~ックション!!」と、やたら大きな声(?)で豪快にクシャミする人もいれば、「クション」と小声でクシャミする人もいる。
場合によっては、出そうになったクシャミを無理やり押し殺そうとして、妙な音になる人もいる。「あれ?今の、クシャミ?」と聞かれる場合もあるかもしれない。
時には、クシャミしてはいけないような場面にクシャミが出そうになり、苦肉の策で、口を閉じたままクシャミする場合もある。この場合、口の中で爆発したような感覚になり、へたしたら火花が目の中を飛ぶ場合もある(←経験あり)。
それに似たような状況として、出したくないのにクシャミがこみあげてきてしまい、押し殺す暇もなく「ハックション」の最初の「ハッ」が出てしまい、「このまま出してたまるか!」とばかりに、「ハックション」の後半部分の「クション」の部分で、根性で無理やり口を閉じ、「ハッ」は解放されたものの「クション」は口の中で爆発することもある。
この時の感覚は、口の中で爆発する感じは「クション」ではなく、どちらかというと「ブシッ!!」という感覚に近い。言葉で表現すると「ハッブシッ!!」とでもいうべきか。
この場合、世間体的には、その人は「ハッ!」という意味不明の大声を張り上げた「変な人」になってしまうわけである。
ああ、もう・・クシャミの何と罪つくりなことか。
ちなみに、私のクシャミは、「ファ~~ックショイ~」だったり、最後に「ヨ~」を意味なくつけることが多い・・らしい(爆)。
・・とまあ、クシャミにも色々あるのだが・・・
クシャミの後に、クシャミとは関係ない言葉を付け加える人もいる。
その代表的な言葉が「チクショー」である。
つまり、こんな感じ。
「ハックション!チクショー!」
「はっくショ~ン、・・コンチクショウ!」
似たような言い方として
「ハックション、コノヤロウ!」
「ハックショ~ン、ホイ~!」
「ハックション、ウィー!!」
「ハクション、ドゥエ~イ!」
「ハックショイヨ~~!」
「ハックション、いやん・・」←これは無いか(笑)。
達人になると、
「ハクシャミ!」というパターンもあった。この場合、ハクションした直後に「ミ」という言葉をつけて、「ハクション」という行為を「クシャミ」という正式名称に変える技であった。お主、やるな!って感じ(??)。
このように
なぜ、クシャミの後に、こういう余計な言葉を付け加える人が多いのであろう。
考えてみれば、不思議。
そこで調べてみたのだが(笑)、昔は「クシャミ」をすると魂が抜ける・・という迷信があったらしく、クシャミの後に何か言葉を付け加えるのは、その「魂が抜ける」という状況を打ち消すためのおまじないの名残だ・・という説があるらしいが、本当にそうなのだろうか。
自分なりに考えてみれば、クシャミをした人がテレかくしで「チクショー」と言ってるのかもしれないし、あるいは「クシャミが出てしまったが、私は悪くない。私は出したくないのだが、クシャミの奴が勝手に出てしまったのだ。だから、クシャミに腹が立つのだ。」ということかもしれない。
後者の場合、ちょっとした責任逃れ(???)かもしれないし、保身かもしれないし、その人の人間性とクシャミは別物なのだというアピールなのかもしれない(笑)。
だとすると、クシャミをしたことで評価を下げるなら、その人自身の評価ではなく、あくまでクシャミそのもののほうの生理現象の評価を下げてくれ・・ってことになるのかも(??)。
なんにせよ、自分の意思と関係なく出てしまったものなので、クシャミによって私自身の評価を下げるのはやめてくれ・・・そんな意思が「チクショー」に込められている気はする。
あるいは、コントロールできなかった自分自身に対しての「コンチクショー」であるかもしれないし、コントロールできなかったクシャミに対するせめてもの反撃や抵抗なのかもしれない。
もしくは、クシャミというのは勢いとパワーのあるもので、しかも一気に放出されるものなので、当然クシャミをした人には「勢い」があるはず。
その、瞬発力にあふれた「勢い」を強制冷却、強制停止させているのかもしれない。
さらにもしくは、クシャミのもたらした勢いのリズムをフェイドアウトさせてるのかもしれない。
・・・・・。
とまあ、色々考えてはみるものの、どれも決定打には欠けるかなあ。
いや、
それ以上に疑問なことがある。
それは
私はなぜ、こんなことをあれこれ考えているのか?
なぜ、こんなことを疑問に感じ、追及(?)しようとしているのか?
こんな、しょ~~もないことを。
こんなの、突き止めても、実生活には何のプラスもありゃしない・・・。
それこそ、一番の問題であるのは、言うまでもない。
こんなこと、考えはじめなければよかった・・・・。
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