時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

たまたまこの時代に生まれてしまったばかりに

2021年09月23日 | 日々の、あれこれ

 

人類にはもう長い歴史がある。

歴史の推移の中では、比較的平穏だった時代もあれば、悲劇の時代もあったはずだ。

また、仮に平穏な時代に生まれたとはいっても、その人が何年生きたかによって、その平穏な時代が最初から最後まで続いたわけではないというケースは多かったはずだ。

 

近代の日本では、第二次世界大戦の時代があった。

その時代では、多数の死者が出たし、不幸な人生を送った人も多かったはず。

 

たまたまその時代に生まれ、その戦争の時に若い時代を過ごしてしまうことになったばかりに、無念の人生を送らざるをえなかった人もいたと思う。

 

戦争というのは、第二次世界大戦以前の日本にも多数あった。

外国と戦争をした時代もあれば、もっとさかのぼれば戦国武将たちが国内で争った時代もあった。

そういう時代に若い年代を過ごした人たちだって多かったはず。

 

その人たちが仮にその戦争の時代を生きのびたとしても、後でその時代を振り返った時に、自分が若かった時代にあんなことがあったことで、「なぜあんな時代に生まれてしまったのだろう」と思った人もいたと思う。

 

さて、現代はどうか。

もう数十年も日本は外国との戦争はない時代が続いている。

私はこんな時代を生きる者の1人として、こういう時代が今後も続いてほしいと思っている。

だが、私が生きてるこの時代は、コロナのパンデミックという「世界で未曽有の不幸な時代」になっている。

 

色んな楽しみが制約され、中止され・・で。

 

このコロナの蔓延の時代に、若い時代を過ごしている若者は、「なんでこんな時代に若い日々を過ごさなければいけないのか」と思ってる人もいるのではないかと思う。

貴重な若い日々を、こんなパンデミックの中で。

 

私がもし学生だとして、本来もっと楽しめるはずの学生時代を、こんなコロナの中で、いろんなことが制約されたり、中止されたりしてばかりの日々を過ごす羽目になったら、不公平感を感じるかもしれない。

 

楽しみにしてたライブは中止され、彼女とのデートもままならず、友人との飲み会もままならず、クラブ活動も休止、それどころか合格して入学したはずの大学に通うこともできない、旅行にもいけない・・・これではねえ・・・。

 

私はそれなりに楽しい大学時代を過ごせたほうだと思うから、なおさら気の毒に思う。

 

へたしたら「あなたたちはいいよな、楽しい大学生活を送ったんだろう?俺たちなんて、学校に通うことすらできてないんだよ。学校で新たな友人を作ることもままならず、人にあえないから恋愛のチャンスも少ない。居酒屋が自粛させられてるからコンパもない。オンラインでの授業なんて通信教育みたいなのに普通の通信教育よりも値段が高い」などと言われるかもしれない。

 

ただ・・・一方で、今はネットや携帯のあるのが当たり前の時代に若い時代を過ごせている若者に対する羨ましさも私の中にはあったりする。

 

私もネットや携帯がある時代に若い時代を過ごしてみたかった・・という思いはある。

 

とはいえ・・やはり、歴史上稀に見る未曽有のパンデミックの時代に子供時代や若い時代を過ごすはめになってしまっている人たちは・・よりによってこんな時代に・・・と思い、気の毒に思う。

自粛自粛で色んな楽しみを奪われてしまっているのに反発して、緊急事態宣言をスルーしたくなる気持ちも、まあわかる。

でも、このパンデミックが早く終わらないと、元のように「気がねなく楽しみを楽しめた時代」に戻ることはできないのだ・・・。

 

そのためにも、このパンデミックの不幸な時代を早く終わらせるのが今は先決だと思う。

 

「気がねなく楽しみを楽しめた時代」に戻るために。


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