私の作る曲は、比較的明るめな曲が多いのではないかと思っている。
よく人に言われてきたのは、だんぞうの曲はほんわかした曲が多い・・ということ。
ほんわか?自分ではその要素は意識したことはない。
でも、聴く人によっては、そう聞こえる場合もあったようだ。
とりあえず自分で分かっているのは、暗い曲は少ないかもしれないということ。
まったくないわけではないにしても、割合からいったら明るめの曲の方が多いとは思う。
それはある程度自分でも分かっている。
なので、たま~に、思いっきり暗い曲を作ってみたくなる時はある。意識的に。
高校時代に、自分が死体になって、棺桶に入れられ、焼かれている最中に目が覚める・・・なんていうとんでもない設定の曲を作ったことがあった。
「ここ(棺桶)から出して!」みたいな歌詞も出てきた。
これは聴いてるのが縁起悪く、気分も悪くなるような救いようがない曲で、なにやら怖い曲になってしまった。
なぜそんな曲を作ったかというと、一応きっかけもあった。
級友が亡くなったことがあったからだ。
だが当時の私は、人の死というものが現実的ではなく、死んだ人間でも実は生きてるのかもしれない・・みたいな感覚もあったと思う。
要するに、死というものを現実的に捉えられなかったのだ。
その曲は当時カセットに録音したのだが、周りからの反応はまったくなかった。いや、実は反応がなかったというより、死を冒とくしてるみたい・・というか、縁起が悪くて、聴くのが気持ち悪かったのではないか・・・と思う。
その曲など、暗さの極致だったと思う。
なんじゃこりゃ?暗い曲だなあ・・・とでも言いたくなるような。
その他にも、「絶望の日」なんていう曲も作った覚えがある。
友に聴かせたら「なんてダラけた曲だ。」と言われてしまった(笑)。
あと、以前「蔵出しシリーズ」で初めて人前で歌った「(魔の)暴走ダンプ」という曲も、救いようのない暗い曲だった。
どうも私が暗い曲を作ろうとすると、暗いを通り越して縁起が悪いレベルまでいってしまう場合があるようだ。それが全てではないにしても。
極端なんだよなあ・・。我ながら。
以前「蔵出し」で歌った「文明惑星の最後」という自作曲も、希望のかけらが見えないような重たく暗い曲だったし・・。でも、その曲自体は作者としてはそれなりに気に入ってはいるのだが。一応、ダークなSFファンタジーソングのつもりでもあったので。
で、暗い曲を作った後は、妙に能天気でバカでおちゃらけた曲を作りたくもなったりした。
反動だね、こりゃ(笑)。
赤塚不二夫先生のギャグ漫画、ナンセンス漫画みたいな曲を作ってみようとして作ったのが「渚のトウヘンボク」という、しょ~もない曲だった(笑)。
通常の公式ライブに、貴重な「持ち時間」を消費してまで選曲しようとは思わない曲。
持ち時間がもったいなくて(笑)。
「働けど働けど(万引きしないでください)」という高校時代の曲など、万引きの被害にあった店の主人になったつもりで作った曲だった・・。
良くも悪くも(?)今なら絶対に題材にはしそうもない曲ではある。
案外そういう自作曲、他にもけっこうあるから困ってしまう・・・。
今から10年以上前に、私にしては珍しく弾き語りライブをやった時、持ち時間が1時間近くあった。
それだけ持ち時間があるなら・・・とばかりに、高校時代に作ったバカソングを1曲だけ人前で歌ったことはあった。
「ストーブの切れ端」という、変な歌だった。歌の中に「ミカン小僧」という妙なキャラが出てくる歌だった。
正式なライブで、高校時代に作ったバカソングを歌ったのは、それぐらいかもしれない。
今そういう曲を作ることは・・・少なくても完成させることはなくなったが、今もしそういう曲を作るとしたら、きっと・・オヤジの自虐ソングあたりになりそうな気はする(笑)。
オヤジの自虐系ソングなら・・・・あ、そういえば・・すでに何曲かあるわ・・・(汗)。
「他者になりきる」ことで、新境地を拓き、斬新な作詞をされることは、素晴らしいことですよ。
プロのミュージシャンにありがちな大麻や覚醒剤で「新境地を拓く」など、自分を毒し、蝕んでいるだけで、実際には何の境地もありませんからね。
「ここから出して!」など、ハロウィン・ソングになりそうですね♪
だんぞうさんに予算や時間に余裕がありましたら、『オバカ・ソング特集』アルバム制作していただきたいですね(*>∀<*)ノ
しかし、いずれの楽曲も、弾き語りでは絶対物足りないでしょう。
特に曲作りをする人は、絶えず何かにアンテナをはってて、それを曲作りに活かしたいと思ってる人は多いと思います。
そんな時に行き詰まって、発想や才能にスランプを感じ、大麻などから何かしらのインスピレーションを得ようとするのかもですね。
まあ私はそういう立場ではないので、そういうものに手をだすつもりはありませんが(笑)。
「ここから出して」は、確か別のタイトルがついてましてが、そのタイトルでもよかったかもしれませんね(笑)。
まあ、でもその歌を改めて掘り起こす気はないです。
完全に封印した歌です。死を冒涜してるような気がするので。
おバカソングだけでアルバム作ったら、コミックソングシンガーに思われそうですなあ(笑)。
飲み会等で、酔った勢いでやるにはいいかも。