
何かの動作をする時、漫画やアニメのヒーローの動作をマネしてしまうことって、子供には誰でもあると思う。
私もそうだった。
例えば「走り方」がそうだった。
今回は、この「漫画ヒーローの走り方」について書いてみたい。
私が好きになるヒーローの走り方には、共通する走り方があった。
それは、前屈みにして走る・・ということだ。
009にしても、エイトマンにしても、走るときはいつま「前屈み」だった。
なので、それを見てた私は、そうやって走ると、早く走れるような気がした。
だから、よくマネした。
だが・・オリンピックなどを見ると、ランナーは・・ゴール直前はともかく、そこまでの経過では、前屈みになって走ってるシーンはあまり見かけない気がする。
その分、体を起こして、足を高く上げて走っている。
ってことは、前屈みになって走っても、それが早さに効果がでるわけではない・・ってことなのだろうか。
ならばなぜ、漫画のヒーローは、ああいう走り方をしてたんだろう。
見映え・・なのかな。
漫画のヒーロー達のあの走り方は、どこか・・空をジェットのように飛んでるような、絵的な「見映え」はあるものね。
キャラのバックに流線でも描かれていれば、なおさら。
あれは、「飛ぶように走っている」・・そういうことだったのかもしれない。
あまりに前屈みにして走ると、バランスを崩して転んでしまいそうになる場合はある。
前につんのめってしまうのだ。
それは、私自身が体験してるので、間違いない。
そういや、漫画のかっこいいヒーローは、「決して転ばない」ものね。
ギャグキャラならともかく。
もしも決して転ばないのであれば、ああやって走った方が早くなるのかな。
リアルでは、例えば運動会やオリンピックなどでの「競技」では、転んでしまったらもう順位的に「勝つ」のは難しい。
だから、前につんのめる危険性のある「前屈み」での走り方はしないのかもしれない。
早く走ってるような気にさせられるのは「前屈み」だけど、それは「気分」「見映え」だけなのかもしれないね。
とはいっても、体を起こして足を高くあげる走法は、早い人がそれをやって、しかもそれをギャラリーとして身近で見ると、すごく迫力がある。それまたカッコ良くはある。
風の抵抗というものを考えれば、前屈みのほうが有利なような気もするが・・。
体を起こしていると、風の抵抗は受ける筈だから。
そのへんは、スペシャリストに聞いてみたいものだ。
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