時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

肝油と、さくらんぼ餅

2012年07月21日 | 懐かしい系、あれこれ

子供の頃、駄菓子屋に行くと、よく買って食べていたお菓子はいくつもあるが、この「さくらんぼ餅」も、その中の一つ。

この「ヌメッ」とした食感が、なんとも言えず好きだった。

「餅」という言葉がつくだけあって、食べるとちょっと歯にからみついてくるような、粘り気のある食感。

小さなケース内には、お菓子と一緒に爪楊枝も入っていて、その爪楊枝で一個一個このさくらんぼ餅を刺して口に運ぶ。

餅自体はかなり小さい。

最初は一個づつ食べてても、しまいには一気に2粒刺しや3粒刺しして口に運ぶことも、しばしばだった。

 

なぜ、このお菓子が好きになったかというと、少し心当たりがある。

それは・・

 

幼稚園時代に、先生から一日一粒づつ園児に配られていた食べ物があった。

その食べ物とは「肝油」。

これが毎日私は楽しみだったのだが、支給されると1粒なんて、あっという間に食べ終わってしまう。

いつも「もっと食べたい」と思っていたのだが、決まって1粒だけ。

なんでも、、肝油は、サプリメントの一種で、食べすぎは逆効果になる場合もあるとか。

まだ体が小さい幼稚園児なら、なおさらだったのだろう。

でも、園児の私には肝油は美味しすぎた。

それに似た食べ物を、子供でも気軽に買えないものかと、いつも思ってたのだが、駄菓子屋で「さくらんぼ餅」を食べた時、どこか肝油に通じるような食感を感じてしまったのだった。

いつも、何かお菓子を食べる時に、肝油みたいなお菓子を探していた私にとって、さくらんぼ餅の食感は、少し近いものがあるような気がしてしまったのだ。

いわば、いつも1粒しか食べられなくて物足りない思いをしていた肝油の代用品みたいな食べ物として、私は捉えていたように思う。

もちろん、肝油とさくらんぼ餅は、全く別物。

代用品にはなりえないのだが・・・。

 

最初は肝油の代用みたいな感じで食べ始めたさくらんぼ餅であったが、いつしか、このさくらんぼ餅はさくらんぼ餅としてお気に入りになったのだった。

 

 

今でも、出先で駄菓子を売ってる店を見つけると、ついこの「さくらんぼ餅」を探してしまうことがある。

そして、見つけると買ってしまったりする。

で、合うか合わぬか分からないまま、酒のつまみにしたこともある(笑)。

それが正解だったかどうかは・・・言葉を濁しておくけれど(笑)。

 

でも・・最近では、あまり見かけないなあ。

 

 

ここで紹介するのは、これ↓。

 

 

パッケージも、お菓子の名前も、味も違うけれど、駄菓子としての種類は、「さくらんぼ餅」と同類。

たまたま見つけたから買ったけど、「さくらんぼ餅」以上に、あまり店では見かけない気がするのは、私だけ??

 

 

そういえば、幼稚園以来「肝油」は食べていないけど、何十年かぶりに食べてみたい気もする。

で、幼い頃に食べた感触と、今の自分が食べる感触で、どんな違いがあるか、食べて試してみたい気はする。

肝油って、今ではネット注文もできるんだね。

 


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