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スマトラ沖地震と地球の自転・地軸

2005年04月07日 19時01分29秒 | 社会問題ブクマメモ
地球の自転わずかに速まる スマトラ沖地震で

 【ワシントン10日共同】米航空宇宙局(NASA)は10日、昨年12月26日のスマトラ沖地震の影響で地球の自転速度がわずかに速まり、計算の結果、1日の長さが100万分の2・68秒短くなったとの解析結果を発表した。
 地球の中心部に向け大量の物質の移動が起きたのが原因とみられ、NASAの研究者は「アイススケートの選手が両腕を体に引きつけてスピンをすると回転が速まるのと同じ原理だ」と説明している。
 変化は小さ過ぎて検出できておらず、標準時への影響も「無視できる」という。研究者は衛星利用測位システム(GPS)などのデータを詳細に分析し、検出を試みるとしている。
(共同通信) - 1月11日10時31分更新

NASAの専門家の計算によると、広範囲に悲劇的な爪あとを残した昨年12月26日のスマトラ島沖地震によって、地球の自転速度と北極の位置が変化したということだ。自転速度は地震前に比べ速くなっており、北極は数センチメートル移動したという。

NASAのゴダードスペースセンターとジェット推進研究所(JPL)の専門家の計算では、北極は東経145度の方向におよそ2.5cm移動し、地球の自転速度はわずかに速まっているという(1日あたり約100万分の3秒)。自転速度が速くなったのは地球の形(回転楕円体)が上下に伸びたためで、フィギュアスケートの選手が両腕を縮めてスピンの回転を早めるのと同じようなものだという。

すべての地震は地球の自転に影響を及ぼしているが、ほとんどの場合その影響は極めてわずかである。この100年間で4番目の規模であった今回のスマトラ島沖地震の力は、あらゆる意味で例外だったようだ。


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