バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

バリの火葬 その2

2005-05-28 12:48:18 | Weblog
バリの葬式は、バンジャール(村の小規模団体、日本でいえば集会所のようなもの)の人たちによって
準備から火葬まで行われる。これに参加しておかないと、自分の時に参加者が少なく、棺もかついでもらえない。(本当だろうか???)
バリの葬式を客観的に見ていると、お祭り気分で、賑やか・華やか。でもそれは、亡くなった人が
老人の場合。子供や働き盛りの人だったりすると日本の葬式のように悲しいものである。
以前、近所のおじさんが突然亡くなった。多分、心筋梗塞かなにかだろう。
子供たちもまだまだ20歳前後。その時の葬式の準備は誰もが口を利かず、黙々と仕事をしていた。
通常、準備に2~3日かかり、日の良い日を選んで火葬なのでその間、遺体は放置されたまま。
もちろん腐らないように、注射をしたりの処置はする。
遺体を清める儀式もあり、奥さんは悲しさのあまり気絶をしてしまう一面も・・・私もこのときばかりは、他人とはいえ涙がポロリ・・・
2日後にいよいよ火葬、バンジャールの男の人たちにかつがれた棺は、2km先の火葬場へ・・・
手作りのオーブンの上に置かれた遺体、火をつけ煙が舞い上がる。その瞬間!!
バンジャールの人たちが一斉に鼻を押さえ後退り・・・我慢していた人たちも咽始めた。
「臭い・・・」そう、臭くてたまらないのである。
こんな時、日本人なら遺族に悪くて臭いなんて口にしないのだが、バリ人は違う。
「こんな臭いの初めてだ。」とか、「注射の数が少なかったんじゃないのか?」とか、
「我慢できない。」とか、遺族に注意してしまう。遺族も遺族で鼻をつまんでしまうほど・・・
数秒前の悲しみはどこへやら・・・最後に「臭い」とみんなに言われ、おじさんは無事成仏したのだろうか?って、思ったのは私だけ?


目には目を歯には歯を

2005-05-22 18:27:48 | Weblog
今から6年前、実家に我が家を建てた。と言っても普段はクタに住んでいるので
その家には、お祭りで忙しいときやガルンガン・クニンガン(お盆)の時ぐらいしか
泊まりませんが・・・だから普段は誰も住んでいません。窓の開け閉めや掃き掃除を
実家に住んでいる三男夫婦がお手伝いしてくれている。
ある時、実家に帰り部屋に上がろうとしたら、アヒルの糞だらけだった。義理姉(三男の嫁)は、
申し訳なさそうに
「朝、拭き掃除までしたのにアヒルが・・・カゴで囲っていたのに、義理姉さん(長男の嫁)がすぐ離しちゃうのよ・・・」半分、頭にきている様子。そのアヒルは、義理姉(長男の嫁)が知り合いから
貰って来たらしい・・・
フッ見ると、長男の台所の真っ白なテラスが磨いたようにピカピカ☆
何故かアヒルは、そこでは糞をせず、うちの大理石(自慢!!)のテラスで糞をするのであった。
言っても効かない長男夫婦、何度も掃除をする三男夫婦。
私は、長男夫婦が居ないのをいいことに、大理石の上の糞をちりとりで取り、長男の台所のテラスに
まき散らしたのであった。甥っ子達には、お小遣いを握らせて「チクるんじゃないよ!!」と
脅した。その後、三男夫婦からの報告では、あれからアヒルは、カゴの中に入れられたままだという。
一件落着!!

商売繁盛!?

2005-05-18 15:42:02 | Weblog
ある夜、お腹をすかしたダンナが既に眠っている私に、「さっき、スーパーで
何買って来た?」と聞いた。「子供達の友達にあげる誕生日プレゼント。」
「えっ?それだけ?ラーメンとかパンとか何か食べるものないの?」と
言って、フテ寝してしまった。でも、お腹が空ききっていて寝付けないようだったので
そういえば、冷蔵庫にたまごと冷ごはんがあったっけ!?
眠い目をこすりこすり起きだして、もう深夜12時だったかな?ナシゴレン(焼き飯)を
作り始めた。初めに目玉焼き、こちらではカリッカリになるまで、裏表返しながら
目玉焼きを作る。一旦お皿に移し、次につぶしたニンニクを油で炒める。そこに冷ご飯を
いれて塩で味付けする。次にケチャップマニス(こちらのソース)サンバル(チリソース)を
入れて、強火で炒め続ける。ご飯がサラサラになったら出来上がり。先程の目玉焼きを上にのせて
盛り付ける。超スピードクッキング・・・「ナシゴレンあるから食べたら!?」と、一言いって
眠ってしまった。お礼を聞きたかったが、睡魔に勝てず明日でもいいっか!!
翌日、洗い場にお皿があったので食べたんだ!!と、思いながらお礼の期待をしていた私に、
「いや~昨夜のワルン(食堂)は、遅くまで繁盛したね~~~。」ですって!!
「昨夜はありがとうね!!」を期待した私が馬鹿だった!!

あの軍団出現!!

2005-05-15 22:39:19 | Weblog
今日は日曜日、友人の家族とウォーターボムに出かけた。
ウォーターボムは、バリでは巨大なプール施設。スライダー等もあるので
子供から大人まで楽しめる。ただ、観光客ようでもあるので料金も巨大!!
この私でさえ3年ぶり???日本でいえば、親子でディズニーランドへ
行くようなもの・・・今日は、かなり奮発してしまった!!
でも、子供達は大はしゃぎ・・・ま~いいっか!!
頭のすみで計算している私の側を、あの軍団が通り過ぎたのでした。
あの軍団とは・・・現地の子供たち、しかもパンツで・・・
水色・紺・ぐんじょ色・エンジ色、海水パンツじゃないよ!!
下着のパンツで・・・
こちらの人は、よく夕方になると地元の川でマンディー(お風呂)を
する。まさにその格好・・・
私たちが食事をしている横で豪華な食事もしている。
私が思うに、「ウォーターボムに来れて、食事が出来るお金があるなら
海水パンツを買ってお願い!!」

バリの火葬 その1

2005-05-13 09:42:45 | Weblog
今まで、火葬に何回参加しただろう?
火葬がおこなわれるところは、村の寺近くにある原っぱ・・・
ココで、自宅から運ばれた遺体は燃やされる。
焼かれている遺体はほとんどむき出し状態なのである。
いつもは眺めていないのだが、この日はたまたま見学していた。
そこに目に飛び込んできたのが、黒いススにおおわれた丸い物体。
火葬の前にお供え物をおくので、私はクラパ(ヤシの実)と
思っていた。ジーっと見ていたのだが、段々「???」
隣に座っていたバリ人のおばさんに「あれはクラパ(ヤシの実)?
クパラ(頭)?」と、聞いてみた。
あんた火葬中なに冗談言ってんのよ~~~?ってな顔で、「クパラ(頭)に
決まってんじゃない!!」「えっ?」と、思った瞬間・・・
黒いススがパリ~ンっと割れて、白いものが見えたのでした。
「あ~やっぱり、クパラ(頭)だったんだーーー。」

仲直りの仲裁

2005-05-09 17:15:00 | Weblog
バリ人の嫁は大忙し、儀式や祭りの度にお供え物作りをしなければならない
お供え物にはバナナは欠かせない・・・ほとんどの家にはバナナの木があり
食べごろの少し前の状態のときに、儀式やお祭りがあるとラッキーってなもの・・・
ただ、同じ屋敷に何世帯も住んでいると、バナナの取り合いが始まる。
そのことで、うちの儀姉さん2人は、2度も(血は見なかったが)戦いがおこなわれた。
どうしたら、こんな争いごとがなく平和な実家になるんだろう???
話し合いで仲良く・・・な~んて期待しちゃダメ!!
で、思いついた私は実家のバナナの木を全て切り倒してしまったのでした。
あ~スッキリした!!