バリの葬式は、バンジャール(村の小規模団体、日本でいえば集会所のようなもの)の人たちによって
準備から火葬まで行われる。これに参加しておかないと、自分の時に参加者が少なく、棺もかついでもらえない。(本当だろうか???)
バリの葬式を客観的に見ていると、お祭り気分で、賑やか・華やか。でもそれは、亡くなった人が
老人の場合。子供や働き盛りの人だったりすると日本の葬式のように悲しいものである。
以前、近所のおじさんが突然亡くなった。多分、心筋梗塞かなにかだろう。
子供たちもまだまだ20歳前後。その時の葬式の準備は誰もが口を利かず、黙々と仕事をしていた。
通常、準備に2~3日かかり、日の良い日を選んで火葬なのでその間、遺体は放置されたまま。
もちろん腐らないように、注射をしたりの処置はする。
遺体を清める儀式もあり、奥さんは悲しさのあまり気絶をしてしまう一面も・・・私もこのときばかりは、他人とはいえ涙がポロリ・・・
2日後にいよいよ火葬、バンジャールの男の人たちにかつがれた棺は、2km先の火葬場へ・・・
手作りのオーブンの上に置かれた遺体、火をつけ煙が舞い上がる。その瞬間!!
バンジャールの人たちが一斉に鼻を押さえ後退り・・・我慢していた人たちも咽始めた。
「臭い・・・」そう、臭くてたまらないのである。
こんな時、日本人なら遺族に悪くて臭いなんて口にしないのだが、バリ人は違う。
「こんな臭いの初めてだ。」とか、「注射の数が少なかったんじゃないのか?」とか、
「我慢できない。」とか、遺族に注意してしまう。遺族も遺族で鼻をつまんでしまうほど・・・
数秒前の悲しみはどこへやら・・・最後に「臭い」とみんなに言われ、おじさんは無事成仏したのだろうか?って、思ったのは私だけ?
準備から火葬まで行われる。これに参加しておかないと、自分の時に参加者が少なく、棺もかついでもらえない。(本当だろうか???)
バリの葬式を客観的に見ていると、お祭り気分で、賑やか・華やか。でもそれは、亡くなった人が
老人の場合。子供や働き盛りの人だったりすると日本の葬式のように悲しいものである。
以前、近所のおじさんが突然亡くなった。多分、心筋梗塞かなにかだろう。
子供たちもまだまだ20歳前後。その時の葬式の準備は誰もが口を利かず、黙々と仕事をしていた。
通常、準備に2~3日かかり、日の良い日を選んで火葬なのでその間、遺体は放置されたまま。
もちろん腐らないように、注射をしたりの処置はする。
遺体を清める儀式もあり、奥さんは悲しさのあまり気絶をしてしまう一面も・・・私もこのときばかりは、他人とはいえ涙がポロリ・・・
2日後にいよいよ火葬、バンジャールの男の人たちにかつがれた棺は、2km先の火葬場へ・・・
手作りのオーブンの上に置かれた遺体、火をつけ煙が舞い上がる。その瞬間!!
バンジャールの人たちが一斉に鼻を押さえ後退り・・・我慢していた人たちも咽始めた。
「臭い・・・」そう、臭くてたまらないのである。
こんな時、日本人なら遺族に悪くて臭いなんて口にしないのだが、バリ人は違う。
「こんな臭いの初めてだ。」とか、「注射の数が少なかったんじゃないのか?」とか、
「我慢できない。」とか、遺族に注意してしまう。遺族も遺族で鼻をつまんでしまうほど・・・
数秒前の悲しみはどこへやら・・・最後に「臭い」とみんなに言われ、おじさんは無事成仏したのだろうか?って、思ったのは私だけ?