バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

ゴトンロヨン その1

2006-06-15 10:43:29 | Weblog
「ゴトンロヨン」とは、「みんなで助け合って行きましょう(相互扶助)」という意味。結婚式・葬式など行事がある度に、村総出でお手伝いをする。
バリ人には、この言葉が生まれたときから根付いているので、助けるかわりに、助けてもらって当たり前なのである。
この考え方の違いで腹立つことも多々あるのだが、「ゴトンロヨン」という言葉を
思い出したら、怒りもおさまるかなぁ~~~。
でも、うちの長男嫁は「ゴトンロヨン」の振りをするのが、とても上手である・・・
先日、私事で小規模のウパチャラ(祭り)をしました。準備も2日かかり、当日は坊さんまで招待するほど・・・もちろん、長男嫁の姿なし!!
坊さんを迎えに行って、戻ってきたら・・・彼女、チャッカリいるではありませんか!?兄弟みんなで協力しているところを見て坊さんは「いいね~みんな助けてくれて・・・見ていて気分がいいよ!!」って言ってくれたのだが、
内心・・・「あ~何も見えてないよ~~~坊さん・・・」って思った私・・・
まぁ~にいちゃん・ねえちゃんのお蔭で、1時間もかからず終わったウパチャラ・・・感謝!!感謝!!
で、私は、また坊さんを送りに行った。戻ってきたら、もう長男嫁の姿はなかった・・・「見せかけゴトンロヨン」新しい言葉が生まれたウパチャラの日だった。

嘘でもいいから・・・

2006-06-02 10:30:08 | Weblog
 ある日の朝、田舎から電話が入った。「今日、帰って来れないかな?」三男奥さんの具合の悪そうな声だった。ただ、その日は、私も忙しく断るしかなかった。
「ねえちゃん(長男嫁)に頼んだら!?」何をするかというと、お供え物を作って
お供えするだけ・・・だが、長男嫁は自分の順番でないと絶対にやらない!!
それがわかっているので、彼女を通り越して、私にお願いしにきた訳・・・。
帰りたい気持ちはあるのだが、仕事を放るわけにはいかない・・・今回は、ごめんなさい・・・。
 2日後、心配になって田舎に帰った。三男嫁は、すっかり良くなっていた。
「ごめんね。2日前、手伝えなくて・・・」謝ると・・・
「大変だったのよ。あの日の夜・・・」話を聞くと・・・
長男嫁はその日、夜まで姿を現さず、三男嫁は、具合が悪いのを我慢しながら
お供え物を作り、少し休んで、ダンナ(三男)が仕事から戻って来てから
一緒にお供えをしたようだ。まず、屋敷内のお寺から・・・
三男が祭壇に手を伸ばしたとたん、トランスに入ってしまったとか・・・
気がついた三男嫁は「ねえちゃ~~~ん!!」とちょうど、戻ってきてマンディー(お風呂)をしている姉ちゃんを呼んだ。ねえちゃんもタダ事ではないと思ったのか?タオル1枚巻いただけで飛び出してきて、トランスに入り踊っている三男を
目の前に、「あなたは誰?どうしたいの?何故、こんなことをするの?」と質問をしたらしい。
「聖水をくれ~~~。」三男に入り込んだ何かが答えたと言う。
姉ちゃんは、聖水を三男にかけ、三男は正気に戻ったらしい・・・
この話を聞いて私は、ガッカリした。
「お前(長男嫁に向かって)が家のことをやらないからだぁ~~~。」って、見えない何かが言ってくれればよかったのに・・・そう三男嫁に言うと、彼女も正気に戻ったダンナに言ったらしい・・・「嘘でもいいから、お前だぁ~~~。」
って言えば良かったのに・・・って・・・
すると、三男が一言、「演技できる状態じゃないよ・・・簡単に言うけど・・・」
「じゃ~今度、演技してね!!3人でシナリオ考えよう!!」と、団結した私たちであった。ジャンジャン!!