デジタルカメラを使う赤道儀の極軸極軸合わせについての記事が以下のサイトにあったので紹介します。このサイトは、移動してとのことで、リンクが切れるかもしれません。
http://www.minorplanet.info/ObsGuides/Misc/ccdpolaralignment.htm
この記事では、CCDカメラを使うことになっていますが、現在主流のCMOSカメラでも原理は同じです。Balconのやり方とは、掃引速度が違いますが、原理は同じです。まずこのやり方を紹介します。
1) 撮影を開始したら、対象の恒星を恒星時追尾で追いかけて、始点を写真上にマークします。
2) 追尾を止めて、天の北極を中心とする日周運動を記録します。
3) 同じ時間をかけて、日周運動の方向に恒星時追尾の二倍速で赤道儀を動かして、撮影を終了します。
それそれの軌跡は、大きな円の一部で、ほぼ直接線として写真に写り、V字型になります。
V字の開きの角度αは、赤道儀の極軸と天の極と角度の差に等しくなります。
異なる掃引速度の場合例えば、日周運動の五倍で掃引すれば、V字の成す角は極軸の誤差の1/5弱と見積もられます。 これでどのぐらい修正すれば良いかの見当をつけて修正すれば、効率が上がります。
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