オゾン発生器 ネットワーク販売

「ネットワーク」実際はねずみ講です。ネットワークで売られている高額商品「オゾン発生器」その販売の実態を検証します。

オゾン発生器 法律に違反だらけの販売方法

2006-12-08 12:12:30 | Weblog

オゾン発生器をネタにビジネスをしよう(儲けよう)と思った人のほとんどは、主婦や現役退役間近もしくは年金生活者などの素人だ。

それゆえ、この手の人達は、法律などの勉強をすることも無く、自分の利の為だけに自分の知人を勧誘していくことが多い。

まず、知人宅を訪問する際、勧誘・販売が目的であるにもかかわらず、それを隠して遊びに来た風を装う。

これは、悪質業者の規制の為の「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に、あきらかに違反している。

この特定商取引法では、

事業者が訪問販売をする際には、その勧誘に先立って、販売目的の訪問であることを明示することが義務づけられている。
これに違反すると行政処分対象になる。


そしてこの特定商取引法の中では、ネットワークを利用しての販売を次の様に位置づけている。
これらを知って、自分がやろうとしている事が、少なからず法の対象となり、又、規制の対象になっている事に気づいてもらいたい。

マルチ・マルチまがい取引
まず自分が商品やサービスを契約する。次に自分が買い手を探し、買い手が一人増えるごとにマージンが入るネズミ講式の取引形態。
その買い手が、今度はその販売組織の売り手となり、組織がピラミッド形式で拡大していく商形態。
これらは、健康器具、浄水器、健康食品、化粧品、下着、美顔器 などに良く見られる。


販売目的隠匿(アポイントメントセールスを除く。)
「オゾン水の試飲・野菜の試食」と言って訪問し、オゾン発生器を売りつけるなど、オゾン発生器の販売であることを意図的に隠して近づく。
消費者の不用意につけ込んで契約させる販売方法。
健康機器、掃除機、ふとん類、補習用教材、浄水器 などに多い。


紹介販売
オゾン発生器を購入した消費者の人的関係を利用して、消費者に購入予定者を紹介させて、販売を拡大する販売システム。
健康機器、健康食品、化粧品、下着、浄水器、美顔器、ふとん類 などに多い。

薬効をうたって勧誘
「アトピーが治る」「血行がよくなる」など、本来うたってはいけない薬事的効果を強調して商品やサービスを売りつける販売方法。
健康機器、健康食品、電気治療器、ふとん類、浄水器


又、最後の薬効をうたって勧誘という事は、薬事法にも違反する。

大体、素人でネットワークに手を出そうとする人は、自分の体験をおおげさにして話す場合がほとんどだ。
「私は、オゾン水を飲んで治ったのよ!」
「オゾン風呂でアトピーが良くなったの。」
「風邪にも効くし、怪我をした時も、エアをシューッと当てれば、すぐに治っちゃうのよ。」

などなどだ。
自分が違反している事を知らずに、相手に吹聴している事が多い。

ネットワーク販売のオゾン発生器の販売会社では、
「環境の為に良い機械です。」
「個人個人が健康になったら、国が負担する医療費を軽減します。」

などと言った、環境や健康を配慮した言葉を発しているが、法律に反することをやっていたのでは、社会に貢献できるどころか、社会の迷惑になってしまう。

あなたは、規制の対象となる事項に盛られている会社の仕事をしますか?
法律に違反して勧誘しようと思いますか?