ばあやの文箱

お手紙のように仲間にメッセージ

夏越しの祓いと雅楽の夕べ

2016-06-30 20:38:58 | Weblog


東北旅行も途中なのですが今日6月30日は「夏越しの祓い」なので


以前調布の布田天神の「萬葉集講座」に参加したところ
今回「雅楽の夕べ」へのお誘いがありました
主催は国学院大学院友会 神社の宮司さんも卒業生です

国学院雅楽サークル「青葉雅楽会」と神楽舞サークル「みすゞ会」の皆さんが
越天楽 陪臚(ばいろ 舞がつく唐の曲)の演奏 豊栄(とよさか)の舞 楽器紹介






乙女舞ともいわれる豊栄舞(とよさかまい)は参加者皆さんで歌いました
それに合わせての優雅な舞 雅楽の調べも流れて
遠い平安の都にいるような不思議な感じでした




笙(しょう)は鳳凰が羽根を休めている姿にもたとえられ
その音色は天から差し込む光ともいわれるそうです

篳篥(ひちりき)は大地の人々の声をあらわしており
聖徳太子も演奏したと言われている楽器です

龍笛(りゅうてき)は龍の鳴き声をあらわし
この3つの楽器の音色を合わせて宇宙をあらわしているそうです

雅楽会はこの日女性だけの演奏でした 烏帽子姿がりりしく見えました
こうした説明も興味深く参加してよかったです
また黒田節ののメロディは越天楽の変調とききました

神社には夏越しの祓いの準備がしてありました
この行事の時に作られる和菓子が「水無月」
氷室の氷のかたちを表しているそうです





「旧暦の6月末に行われる「夏越の祓」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。
 由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで遡るそうですが、新暦に移った現在でも、6月30日ごろ日本各地の神社で行なわれている伝統行事です。
 厄落としの方法として「茅の輪くぐり」が行われます。茅の輪とは、チガヤという草で編んだ輪のことです。
 神社の境内に作られた大きな茅の輪の中を「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながら8の字を書くように3度くぐり抜けます。
 茅の輪をくぐることで、病気や災いを免れることができるとされています。」




雨にはえて

2016-06-22 21:54:22 | Weblog


毎年6月には紫陽花を写すのを楽しみにしています
自分の誕生月に咲くこともありますが好きな花のひとつ
雨に濡れて美しい花です

今は色々な種類があって色も形も変化があります
母の日にも紫陽花の鉢植えが人気となっているそうです




「あじさい」という言葉は「集真藍(あずさあい」が転じたからとか
藍色の花々が集まったということかな

ただ紫陽花は古来から人に愛された花ではなく
どちらかというと忌み嫌われた花

平安時代は花びらの数から「四ひらの花」と呼ばれ
四は死に通じるから不吉な花とされていたとか

色が変わるから「バケバナ」「ユウレイバナ」という
呼び方もあったそうです




好きな紫陽花なのですが私も「これがなければな」と思うのは
桜と違って散らないこと

きれいに咲き誇り さっと散ってくれたらといつも残念でなりません
花が大きいのでだんだん茶色になっていくと「老醜をさらす」感があり
冬になっても枯れてドライフラワー状態が切ない

ハラハラと藍や紫や水色の花びらが雨の中に散って
桜の花筏(はないかだ)みたいになったら
どんなにきれいな光景だろうと毎年思っています





今玄関に二輪の紫陽花を飾っています
もう今年最後の紫陽花 名残りの花を愛でています
一輪の花がとても大きくて立派でした

紫陽花は日本古来の花
それが中国に伝わりヨーロッパに広がりました


5/27 五能線 「橅(ぶな)」で弘前へ

2016-06-22 01:19:57 | Weblog



私はあまり知らなかったのですが「わさお」というワンコは鰺ヶ沢生まれだそうです

昨日は「くまげら」という車両でしたが
この日五能線で乗ったのは緑色の車両「橅(ぶな)」

記念に鰺ヶ沢駅の時刻表も写しました





車内では津軽三味線の演奏がありました
鰺ヶ沢から先は内陸に入りますから海とはお別れです
田植えが終わったばかり 美味しいお米になるのでしょう





お昼はビールを飲みながら海の駅「わんど」で買ったもので乾杯

私が買ったトッポギとチヂミ 巻きずし いなり寿司
アスパラ肉巻 一番人気があったのはシンプル鮭のおにぎり
お米がとても美味しかったとか

またいつか乗ってみたい五能線
リゾートしらかみでなくてもいいから
冬に日本海を見ながら旅をしてみたいです



5/27 鰺ヶ沢 海の駅「わんど」

2016-06-22 00:54:44 | Weblog



車がない我が家なので「道の駅」とかには行ったことがありません
楽しみにしていた鰺ヶ沢の「海の駅わんど」です
「わんど」とは「私たち」という意味らしい

大漁旗が色々かざってあり
海の幸 山の幸が並んでいました




山菜がいろいろ並んでいました 買って帰れないのが残念
笹もちや巻きずし 地元のお母さんたちが作っているのかな




色がきれいなのは寒ざらしの干し餅
小さなメロンは漬物に使うらしいです






買おうか迷ったわらじ 
鰺ヶ沢名産の鯨餅 このデザインがいいなあ
かつて北前船で運ばれただろう昆布

旅行の最終日なら買いたいものが一杯
「道の駅」が楽しいのがよくわかりました




この海の駅の二階は地元出身の舞の海の記念館になっています
立派な土俵のまわりが展示コーナーとなっていました

駅の前にあった売店です
小柄だったけど技の魔術師ともいわれ人気がありましたね




5/27 鰺ヶ沢ホテル

2016-06-21 22:56:27 | Weblog



朝ホテルの広い敷地を散歩して花を写したりしてました
日本海もおだやかできれい

竈(かまど)神社が敷地内にあって大切な神社と思い拝みましたが
そこにあったしめ飾りの形が見たことのないものでした





鰺ヶ沢はかつて北前船の港として栄えたところでした

ホテルにも大漁旗が飾ってありました
番屋のような建物は食事をした別館です





ロビーで新聞を読むじいや

おみやげコーナー ひとめで気に入った鰺ヶ沢名物の鯨餅など買いました

ホテルの敷地内に舟がありました

がんじゃの木と山藤

2016-06-20 21:33:10 | Weblog



五能線に乗って白神山地の新緑を満喫しました
その時に今まで見たことのない美しいピンク色の花がたくさん咲いていました

たわわに枝を広げて木々の緑の中で
このピンク色の花に皆何の花だろうと不思議でした



鰺ヶ沢のホテルで「地元ではがんじゃの木と呼んでます」と教えてもらいました
ホテルの庭のあちこちにも今が盛りと咲いていました

帰って調べたら「空木(うつぎ)」の一種で谷空木 日本海側に多く咲く花だそうです
桜の季節は過ぎていましたがこの花でおおいに楽しませてもらいました




同じく新緑の木々にからんで見事だったのが山藤
こちらにも感動しました 

私の実家の紋が「下がり藤」(内藤でした)
身の回りに藤の絵柄のものがありましたから
よけい五月の青空と新緑と山藤の彩りに感動しました

従兄弟夫婦の方の名前にも藤が入ってるので
何だか嬉しく思いました

がんじゃの木と山藤は忘れられない東北の花となりました

鰺ヶ沢 5/26

2016-06-20 20:41:52 | Weblog


5/26は青森県の鰍沢(かじかざわ)に泊まりました
駅の看板の背景は白神山地 隣の駅の陸奥赤石という名前がいいな

こういう風に古い国名を前につけている駅が好きです
たとえば九州の福岡なら筑前と筑後 大分なら豊後と豊前 宮崎は日向とか
東京は武蔵がつく駅がありますね 

この日の宿は「ホテルグランメール山海荘」以前じいやが泊まってよかった宿
日本海を見下ろす高台にありました
 



広いラウンジでコーヒーを飲みました
各テーブルには一輪挿しのお花 何となくほっとします

旅行の折に地方の新聞を読むのが楽しい
陸奥新報と東亜日報 良い名前です 福岡は西日本新聞が地元紙かな

この日の陸奥新報の一面には太宰治の恩師の日記が見つかり
そこに太宰のことが載ってたらしい 私は全く太宰に興味ないので
申し訳ないけど青森の文学者ニュースをパス

なんといっても「おいらせの男性が竹で熊と応戦」が目をひきました
山で熊と遭遇して向かい合ったそうです 絶体絶命の危機!

すばやく背中にあたった竹を切って(きっと山菜とりか何かでかまとか持参してたのかも)
何と目の前に来た熊の芽をつつき応戦 熊は逃げて行ったとか
こういうニュースはいいですね すごいなあ

今年は熊に襲われる事故が多いだけにびっくりしました




旅の楽しみはおいしい地元の美味 食前酒はりんご酒が出ました
まずは楽しい旅になることを願って乾杯です

前菜 おつくり ソイ白煮椀 北の高級魚ソイを初めて頂きました
白神あわびの陶板焼き




鰺ヶ沢産やりいかと地野菜の煮物 茶碗蒸しと酢の物写し忘れ
デザートはりんごのゼリーといちごのタルトなど

食事は番屋を思わせる雰囲気の個室でした
仲居さんが可愛い地元のおじょうさんでふるさとのなまりが愛らしかったです




お借りしたホテルの画像 背景は岩木山です 雪が残っていました
日本海を見下ろす温泉 津軽三味線の演奏もありました

秋田から鰺ヶ沢へ 五能線5/26

2016-06-20 20:30:31 | Weblog



大宮から秋田新幹線こまちに乗って3時間半くらいで秋田
本当に早いですね こまちのイメージカラーはピンク
二人掛けが二列 ちょっとこじっまりした感じです

秋田はお昼ご飯を食べて五能線にすぐ乗り換えました



私一人リゾートしらかみの先頭に走っていき
記念写真です くまげら 青池 橅(ぶな)の3種の車両があります

秋田駅にあったポスターです
福島の五色沼の写真でしたがキャッチコピーが私たちにぴったり!




全席指定で私たちはコンパートメントのような4人掛けの席です
窓が広くて見晴しがいいです 二人掛けの席もあります



世界遺産の橅の守りが広がる白神山地のすぐそばを通ります
五月の新緑が最高でした 特に山藤が見られたのがうれしかったです



日本海のすぐそばを通るので人気の五能線
さっそく車内にあったハガキを貰ってお手紙タイム

景色の良いスポットではゆっくりと走ってくれます
やっぱり鉄道の旅はいいなあ