先日、施設の方が母の様子を見に来てくださいました。
現状を報告すると、今の様子では施設への受け入れは難しいですね・・ということでした。
それはそうだと思いつつも、施設に経管している方もいるし、全介助の方もいる・・と思うと、それでも今の母ではダメなのか・・という思いがありました。
同室の方を見ても母のほうがまだ骨皮筋衛門にはなってない・・という娘の独断があります。
しかし・・・・・・・・・
もう目を見ても、私が目の前で泣いても笑っても、表情を変えない母に、の先どうしたら良い? という不安はあります。
昨日の回診で担当医師に、これからはどんな治療を?
と尋ねてみました。
医師は、できることを話します。
このまま栄養を入れ体力の快復、微熱が出ないように管理する、透析を充分にする。
でもその先は? という思いが私にはありました。
医師に、施設には無理といわれたことを話すと、酸素マスクが取れれば大丈夫ですが・・ね。
今は2リッターと随分楽になっています。
少しすれば取れるかもしれません。
でも医師の表情はそんなに晴れてはいません。
私は思い切って、「先生のそばで診ていただけないでしょうか・・・?」
と聞いてみました。
その答えは、「ええ、わかりました。大丈夫ですよ。」って。。。
嬉しかったです。
母に、良かった、ここでずっと診てもらえるね。何も心配はないよ。と話しました。
母は、低酸素状態のときの障害があるのだと医師は言います。
これからまだ意識快復はあるのでしょうか・・・・
左手だけが動けるようになり、以前からしていた左手で右耳をかく・しぐさをするようになりました。
決して、耳には届かないのですが、それが分かるので耳をかいてあげます。
そうすると手を下ろします。
経管のときも、管を取ってしまっては誤嚥になるのでミトンもとうとう出てきました。
経管が終るまでは付いていてあげよう。。
母は今、赤ん坊のような表情でいます。
涙を拭くと、眉を目一杯上げるその顔が可愛くて、ついつい泣き笑いをしてしまいます。
母のほっぺは良いにおいがします。
苦しむことさえなく、穏やかに時間が過ぎますように。。