studio ZERO-G BLG

当ブログは引っ越しましたので、こちらは過去記事の
アーカイブとなります。

工作所開設への道<174>-内ぐり~仕上がり

2010-10-30 18:49:45 | 機械工作
引き続きちまちまと内ぐりを行ってました。

切削幅を大きく取って一気にやったらもっと速く仕上がった
と思いますが、慎重かつ正確に位置決めした穴空け位置がず
れたりしたらやってられないので、極めて慎重に切削して
ました。

中心位置はある意味任意なのでまだいいのですが、ブロック
を水平になるように取り付けないと、ブロックに対して穴が
斜めに空いてしまう事になりますから、多分この加工では
一番重要なのではないかと。
それがムリな加工で傾いてしまったりしたら今までの苦労が
水の泡です。

最初は旋盤のオプション品の赤色超硬バイトで穴を広げてい
って、ある程度大きく広がった所で自作ボーリングバーの
出番です。(上画像)

極小の切削代で加工していたので、強度を試すような作業には
なりませんでしたが、感覚的には奥でバイトが逃げるような感じ
もなく、かなりイイ感じに仕上がったのではないかと思ってます。

ベアリングを圧入するという事で、-2/100mm程度の精度で仕上げ
ようとかなり気を使いました。とはいえその寸法を測るゲージが
大陸製の怪しいノギスなので、どこまで信用して良いのかと思い
ますが、とりあえず進めてみます。
(後で調べ直してみたら8/1000とかで仕上げるらしい・・・
今の仕上げだとムリなのか・・・も?)


最後にベアリングのフランジが納まる逃げを作って終了。
あとは反対面に同じ加工をすればスピンドル部は出来上がり
です。


工作所開設への道<173>-内ぐり

2010-10-24 22:54:20 | 機械工作
慎重を要する作業はやっぱり休みでないとなかなか
出来ません。

という事で本日はスピンドル用アルミブロックの内ぐり
をやっておりました。

半日でここまで・・・

本日の成果。

穴径 φ30
到達距離 90mm

外形削りと違って、仕上がり状態を確認するためには中を
覗き込みながら作業しないといけないのですが、頭を傾け
て覗き込んで作業していたら酔いました・・・(^-^;

工作所開設への道<172>-ボーリングバー出来た

2010-10-21 22:06:48 | 機械工作
ホルダー保持部の切削は帰宅後10分ほどで終了。

早速取り付けてみたのが一番上の画像。

アップ





やっぱそのままだと長すぎるなぁ。でも切り落とさなければ
今後さらに長いモノの加工をする時にも使えるし、とか考え
てみるが、そんな事あるのかなぁ?


でもって、オークションで落札したあるブツが到着しました。
部品取りとして出品されていたものですが、これでマシン製作
の行程がかなり省略できるかも?、な物体です。


工作所開設への道<171>-ボーリングバー製作中2

2010-10-20 22:42:05 | 機械工作
引き続きボーリングバー製作をやっております。

ここんところ昼の仕事が忙しく、帰ってきても
作業があまりはかどりません。

今日はバイトホルダーに差し込む部分を削っております
が、ちょい失敗しております。

以前10mmのコレットが焼き付いた事があって、内側をリューター
で適当に削ったせいか保持力が弱っているようで、削っている
とエンドミルがだんだん下がって来てしまいます。
やはり精密部品なんですねぇ。修正する方法も分からないし、
新しく買わないといけないかも(T_T)




工作所開設への道<170>-ボーリングバー製作中・・・

2010-10-18 22:40:39 | 機械工作
今日はスピンドル材の面出しと内ぐりバイトを作って
おりました。

冒頭の画像は内ぐりバイト先端。今回は結構うまく出来たよう
な・・・。

でもってこちらはスピンドル用のアルミ材の六面切削。



ちゃんと直角・平行が出るようにと気を使いながら作業
したのですが、寸法的には・・・・?

工作所開設への道<169>-ボーリングバー検討中

2010-10-13 22:37:54 | 機械工作
スピンドルを製作するにあたり、このアルミブロックの内ぐり
のためにボーリングバーを作ろうと検討中です。

100mmの深さを掘り込むので、超丈夫なヤツにしようと、この
快削鋼の丸棒にスローアウェイチップを取り付けて・・・

使い終わったら丸棒の材料として再利用出来るようなヤツに
したいな~と(^-^;

実際ほとんど丸棒で、必要な部分だけ加工したようなバーに
する予定です。

今日はバイトホルダーの採寸をしただけで作業終了でした。


工作所開設への道<168>-テールストック改造完了 

2010-10-11 18:47:06 | 機械工作
必要なパーツの製作が終わりました。

最後の作業で、フライス盤のコラムを傾けて何やら穴空けです。



取り付けているバイスを、角度を変えられるバイスと取り替えるより
こっちの方が簡単だったからですが、この機能使うとは思っていませ
んでした(^-^;

で、アンカーボルト用のナットと、ハンドル代わりの8mmボルトは
ホームセンターで買って来ました。

丸い握りのついたハンドルも作ろうかと思いましたがめんどくさく
なって間に合わせです。この手の間に合わせは往々にして壊れるまで
使う事になるのですが・・・


テールストック組み上げてみました。




ここで偏心カムの仕組みをちょっと考察。

カムとアンカーボルトの関係ですが、偏心で切り欠かれた部分が
上向きの時はボルトがそこにはまって下がり、



切り欠きが無くなった
所まで回るとボルトが引き上げられロックされます。




なのでカムの形状でロックされるまでの角度が多少変化する
んではないかと思われます。

旋盤に取り付け~



おお、たしかにレバーひと引きでロックされるようになったぞぉ。
でもリリース状態のレバー、止まらないで前に倒れるぞぅ。

フライスで傾けて開けていたのはレバーの穴です。
ちょっと外向きに倒れているとカッコいいかな~と思ってやった
のですが、結果的にクイルのロックレバーを避ける形になりました。



さて旋盤改造作業は終了。次は新造NCのスピンドルにかかるぞぉ~

工作所開設への道<167>-テールストック改造中 その2

2010-10-10 22:27:55 | 機械工作
引き続き部品の加工中です。

画像は偏心カムと連結するアンカーボルトです。
初めてのネジ切りにも挑戦してみましたが、まだ上手く
出来ません。

実はこのボルト2本目で、1本目は長さの計算を間違った
らしく15mmほど短くて、まったくの役立たずに仕上がって
しまいました(T_T)

で、急遽2本目を加工して今度はちゃんと仕上がっており
ます。

引き続いてアンカープレートの加工です。

この前平面を削っていた鋳鉄のアングルを切り落とし、
その端材から削り出しています。



そしてテールストックを仮組みして動きを確かめてみ
ました。



カムを回すとちゃんとボルトが上下していました。

自分で作った部品で、こういう仕組みがちゃんと動くと
なんか嬉しくなりますね~(^o^)

工作所開設への道<166>-テールストック改造中

2010-10-09 22:22:44 | 機械工作
只今旋盤のテールストックを改造しております。

ブログに毎日書いて行ける程度には作業しているのですが、
作業に集中しているので、書いているヒマがありません(^-^;

この改造は「Eco-steam.boy」さんのブログ内の

「テールストックのクイックレリース化」の記事を参考にさせてもらっています。


まずは冒頭の画像のテールストックのネジ部の平面を出して
いる所です。なかなか削りにくい所ですが、工夫してなんとか
水平にしなくてはいけません。

でもって、この機構のキモである偏心カム部を切削しています。
軸を削り出した後、三ッ爪チャックの一箇所に何か板を噛ませて
センターをずらし、でもってカム部分を切削します。

最初はチャックに噛ませる板厚で、偏心部分の深さが決まって
しまうと思っていたので、適当な厚みのものがないか探し回って
いたのですが、あまり関係ない事が分かりました。
バイトの切り込みで偏心部の深さは変えられるので、適当なもの
で良いでしょう。
私はホームセンターで売っていた1.8mm厚のアルミバーを適当な
長さに切って噛ましています。




この偏心部の深さは、テールストックを固定するアンカープレート
の引き寄せ量と関係ある部分ですが、改造する前にレール部とアンカー
プレートのクリアランスを確認してみました。

テールストックがフリーの状態で、目測ですが大体1mm程度だったので、
ちょっと多めに見積もって偏心部深さ1.5mmにしてみました。