「ほんと?」
まるで少年のように喜ぶカイにはうなずくしかなかった。
「うん」
「えー!」
「あんまり興奮するのって良くないと思うけど…」
「それはオミの責任だよ 」
「何でだよ 」
「言わなきゃだめ?」
ぽっ…
見ればカイも恥ずかしそうに視線をそらしていた。
カイとこんな話をする日が来るとは思わなかった…
「それじゃあ、明日9時に来るよ 」
本当は面会時間は午後からなのだが、その前に退院ということになれば、さぞかし不便だろうと思ったのだ。
…というのは口実でもある。早く会いたいとしみじみ思うから…
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