goo blog サービス終了のお知らせ 

あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

6月24日 お風呂屋さんは盛況なり・・・

2016年06月26日 | 日記
小雨がぱらつくあいにくのお天気ながら、いやだからこそか、やぐらのお風呂屋さんにお客さんが数多く来店。長靴でぎりぎりまで入ってくる子もいれば、裸足で駆けまわる子もいれば、たまった水を汲んでは流す子も・・・・。お風呂に浸かっている子を尻目に、こちらは屋上のプールからの排水用兼水遊び用のペットボトル水路を設置。お手伝いしたい、と志願する子ども達もペットボトルをつなげたり、組み合わせたり・・・。パーツを置いておくと子ども達なりに考えるものだ。

午後からはさくらあんずさんたち中心に上から水を流して最終チェックをしながら遊ぶ。明日から屋上のプール開き。漏れる箇所をチェックしながら修理するも、漏れた穴から落ちる水をペットボトル等でうまく集めるこどもたち。この不完全さが面白いんだろうね。

一方 庭のお風呂屋さんには上から流れる水が溜まりつつ年少さんや年長さんが裸足でどぶどぶ入ったり、渡し橋から流れ出る水を汲み行ったり・・・。水をめぐって子どもたちが行き交う場に・・・。



ちなみに翌日の幼稚園協会の新たに立ち上げた「遊びって何だろう」研究会の2回目での各園の持ち寄ったビデオ映像は期せずして「水場」。それも雨上がりなどの自然の造形の場での子どもたちの遊び。「水場」が生み出す環境での自然の活用や気づき(感触だったり、造形だったり、表面張力だったり、容器の中の水と土との分離や融解だったり・・・という自然科学に繋がる学びという視点でのグループディスカッションでの報告が中心だったところ、助言者の大井先生から人間関係を繋ぐ素材としての面白さと自己調整と周囲での他者の存在が生む遊びの展開に垣間見える人間関係の力・・・・という着目は、実にリフレ―ミング的な発想で示唆に富む指摘。なるほどねえ、人間関係かあ・・・。

想えば木の花の庭には自然が創り出す水場があちこちに点在。このお風呂屋さんも大穴ゆえに最終的には水場となる遊び風景。科学的な気づき以上に人間関係の力を育む場になっているのかも・・・。

最新の画像もっと見る