あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

11月15日 幼保小連携って・・・・?⓺振り返りで対話すれば・・・

2018年12月30日 | 日記
 公開授業から一週間後の振り返りの会、実は行き違いで一日ずれていたそうな。昨日待っていたという小学校の先生方には大変申し訳ない。校長先生が車の駐車誘導もなさってくれてこれまた恐縮。(ごめんなさい・・・。)
 学校内の一室をお借りして先日の公開授業の学校側の取り組み紹介の後に、質疑応答。皆さん控えめなのでいっぱい質問、感想を言わせてもらい有難い。幼稚園協会側からの人数規模からするとほんとは分けて行ったほうが活発な議論になったかもしれない。

 やっぱり直接対話して良かった点はいっぱい。

一つ、地域の小学校が校下の子ども園、保育園さんに声をかけて連携交流を行っていること。
・・・・簡単なようで難しい連携。園側からの働きかけでもなかなか見合った形で行えていないところが多い中にあって、全国大会というきっかけもあったにせよ。

二つにクラス単位での交流。
・・・・連携にあたって一律に学年で合わせず、1組は○○園、2組は△△園・・・とクラス単位で交流園が異なり、担任が園側と交流の打ち合わせをしたり、柔軟な対応。この方式だと多くの園との交流が可能で、かつ担任の裁量で時間の融通がつけやすい。

三つに継続交流。
・・・単発ではなく年間のカリキュラムの中での継続的な交流。頻度は多くないが、ステップを踏むことで相互交流での園児と学童との距離が縮まり、交流の意味が深まる。

四つにクラスごとに取り組みの裁量が担任に任されている。
・・・ワクワクランドで作ったモノをどこに配置するか?グループごとの話し合いのリーダーをどう決めるか?(子ども同士に任せる、担任がこの子はどうか?という指名だったり)担任のクラス運営の中での裁量が任されている。担任の主体性が活きる。モノの置き場所もクラスごと違っていたそうだ。

そして五つに対話的な振り返り
・・・公開で見た話し合いの場面での率直な感想を素直に受け止めてくれたこと。モノがあることでより具体的に話し合いが進むケースもあったかも、と率直な学校の先生の弁。
そして子どもの具体の姿を通じて、「言葉」の領域での学び(意欲・スキル・思考力等)でのこの時期の育ちって何だろう?と語り合える機会になるチャンスでもあった。もしも連携側の園の先生がいればその点はさらに深ったはず。具体を通じて学びの位相(連続性)、異相(段差、段階)を探る、各園の教育課程を見直し、また幼小の教育課程の接続の一つの突破口になると思う。

公開、そして間をおいての振り返りの会。とてもいい貴重な場を与えて頂き、本当に有難うございました。

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