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A-感想ブログ

アニメや漫画、特撮、ゲームなどの感想を気の向くままに書いています。

ガンダムSEED DESTINY PHASE-25「罪の在処」その1

2005年04月09日 | 種デス
●2クールと3クールの境目の、第25話。
1クール終了時点では、「展開が遅すぎる」という感想を書いたと思いますが、今現在もそれは変わっていないような気がします。
主人公その1(シン)は未だに主人公になりきれていませんし、主人公その2(アスラン)は悶々続行中ですし、主人公その3(キラ)は「まだ何もわかっていない」らしいですし。
人間関係だけは妙にグチャグチャしていますけどね!



●今週からお披露目となった新OPですが、各所各所でウソ予告が混ざっているような気がしてなりません。
今や種のOPは、ジャンプと良い勝負ができるほどのウソ予告が名物となっているらしい。

冒頭で、いきなり主要キャラのヌードが次々と画面に映し出されるのを見たときは、思わず後ろに家族がいないかを確認するというAVを鑑賞中の男子のような行動をとってしまいました。
どうして裸でなければいけなかったんだろう・・・
(答え:萌えの追求のため


2クールOPの作りが「対比」を強調した作りになっていたとすれば、今回3クール目のOPは、「まとまり」を基調としているような気がします。
ザフトというまとまり。
ミネルバというまとまり。
アークエンジェルというまとまり。
連合軍3人組というまとまり。
アスランを頂点とする三角関係のまとまり。
―――それぞれのまとまりが、そのまとまりの中で・・・また、各まとまり同士で、様々な思いを巡らせていくであろう今後の展開が伺えます。
とりあえず、どのまとまりにも入れてもらえなかったイザークディアッカアは、今後の展開に大して絡んでこないんだなということがよくわかりました。


今回のOPを見る限りでは、どうやら、恋愛関係の縺れが今までよりさらに複雑になっていく模様。
まず、シンとルナマリアがセットに扱われている点から、彼らのぷちフラグが成立しました。
今までそんな素振りは見せなかったのに、どうしていきなり・・・。
けれどやはり、ルナマリアは当然アスランとの三角関係にも参加。
メイリンも加わり、着々とアスランを取り巻く三角形は増幅しています。

そして、当のもてもてアスランと、本命のはずのカガリとのショットは、なんとも衝撃的なものでした。
下着姿のカガリを置き去りに立ち去っていくアスラン―――!!
その姿はまるで、

―――あの人が私に求めるのは体だけ。
コトが済んでしまえば、あの人は、優しい言葉の一つも残さずにすぐに旅立ってしまう。
私は一体、あの人にとってどんな存在なの?―――


といった、昔の男と女の悲しい関係のように見えて仕方が無かったです。
(たった3秒ほどの映像で最低男のレッテルを貼られかけたアスランが不憫すぎる)



そんなツッコミ所満載のOPのラストを飾ったのは、シンでもアスランでもなく、前作主人公・キラ・ヤマトでした。
提供の画面に至っては、現・主人公たちを差し置いて、ドセンターに居座っております。
キラの枕詞(前作主人公)から、「前作」という文字が取れる日は、そう遠くないうちにやってくるのかもしれません。



●さあ、それでは本編の感想を。
Aパート前半は、前回のキラ&カガリとアスランの話し合いの続きでした。
今回も前回と同様、彼らの台詞に沿って感想を述べていきたいと思います。


前回のラストで、議長を信じられないと言ったキラに対して・・・
アスラン「だが、だからって、議長が信じられない、プラントが信じられないというのは、ちょっと早計すぎるんじゃないのか、キラ」

「だが、いくら議長の演説が上手い、フェイスに任命されガンダムまで貰ったからと言って、議長が信じられる、プラントが信じられるというのは、ちょっと早計すぎるんじゃないのか、アスラン」


再び議長を擁護・・・
アスラン「その襲撃のことだって、議長のご存知ないごく一部の人間が勝手にやったことかもしれなじゃないか」

議長の腹黒そうな顔を見る限り、彼が無関係なわけが絶対にないとは思うのですが、もし本当に一部の人間が勝手に暗殺を企てたとしたなら、それはおそらく、「ラクス巨乳補完計画」に基づいて行われたものなんじゃないでしょうか。


議長が暗殺を企てたとは限らないと主張するアスランに対して・・・
キラ「それはそうだけど・・・」

この台詞を筆頭に、キラとカガリは、「それはどうだけど」とか「それはわかっているけど」といった台詞を何度も使っています。
アスランがカチンときた要因の一つと思われます。


オーブやアークエンジェルに戻らないのかと聞いたカガリに対して・・・
アスラン「オーブが、今まで通りの国であってくれさえすれば、行く道は同じはずだ」

いや、絶対に違うと思う。


オーブやアークエンジェルには戻らないというアスランに対して・・・
キラ「でも、それじゃあ・・・君はこれからもザフトで、またずっと連合と戦っていくっていうの?」

またしても、ちくちくと遠まわしにアスランを責め始めました。


オーブが連合に味方をする限り、オーブとも戦うことになると言うアスランに対して・・・
キラ「でも、アスラン・・・それもわかってはいるけど、それでも僕達は、オーブを討たせたくないんだ」

あの・・・人の話、ちゃんと聞いてました?(その3)
だから、アスランはオーブをできるだけ討ちたくなくて、討ちたくないから同盟から手を引けと言っているのに、どこをどう解釈したらこの台詞に繋がるのか、私の小さな脳みそでは全く理解できません。
それとも、この「討たせたくない」は、「アスランに」という意味ではないのか???(キラ語の解釈に悩む二十歳の女子大生がここに一人)


まだまだ続くキラ語・・・
キラ「本当はオーブだけじゃない。戦って、討たれて失ったものは、もう二度と元には戻らないから」

・・・・・・・はい????
私には、「アスランにはオーブだけでなく他のいかなるものも討たせたくない」という意味にしか取れないのですが、なんか違うような気がする・・・・
「戻らないから」の後に何も台詞が続いていないので、予想の域を脱することができません。


涼しい顔でアスランを諭そうとするキラに対して・・・
「自分だけがわかったような・・・綺麗事を言うな!!!」

嗚呼・・・誰もがキラに対して言いたくても決して言わなかったことを、ついに!!!
全くもってその通りとしか言いようが無いこの台詞。
けれどおそらく、アスランが本当にこの台詞を叩きつけたかった相手は、キラではなく元・婚約者のラクス様だったのではないでしょうか。
キラの態度がいつしかのラクス様の姿と重なり、アスランにあの恐怖のお説教(トラウマ)を思い出させたに違いありません。


キレたアスランは止まらない・・・
「お前の手だって、既に何人もの命を奪っているだろう!!」

アスランの口から、キラに対してこんな暴言が飛び出すとは・・・。
世のアスキラスキーさん、キラアススキーさんの心中、お察し致します。


キレて熱くなるアスランに対し・・・
キラ「知ってる。だからもう、本当に嫌なんだ、こんなことは」

アスランの溜め込んで爆発させた思いを、「知ってる」の一言で片付けてしまうキラは大物だなと思いました。
前作の4クール目辺りから少しずつ広がっていったアスランとキラの温度差が、ここにきて見事に現れてしまったよいう感じがします。
かがりやキラの言い分を最初に聞こうとしないアスランも失礼ですが、それ以上に、キラのこの超然としすぎる態度もアスランにとって失礼以外の何ものでもありません。


「討ちたくない。討たせないで」

ここでついに、キラ語を理解しようという気が完全に消え失せてしまいました。
目的語は何?!



「理解はできても・・・納得できない事もある。・・・俺にだって」

キラ語を理解できただけでも、君は十分偉いと思うよ、アスラン。
私はまず、理解するところから始めなければならないので、納得も何もありません。



とまぁ、こんな感じの感想を、彼らの話し合いを見ていて抱いたわけですが・・・
最後辺りは、全く「話し合い」になっていなかったような気がします。
これでは判断のしようがありません。
まず、キラにはもう少し接続詞や目的語の正しい使い方を覚えていただいて、アスランには議長を疑うことを覚えていただいてから、もう1度話し合いの場を設けることをオススメしたいと思います。



●感想を切ります。
その2では、シンの活躍報告を~(※期待しないで下さい)

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