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アイススケート、アート鑑賞、食べ歩き等の雑記。

いせさき明治館

2016-06-26 17:11:14 | お出かけ
普段あまり出かけない伊勢崎駅周辺へ行ってみました。

以前から一度行ってみたいと思っていた「いせさき明治館」。

もともとはお医者さんだった建物を曳家で少し北に移動して今の「いせさき明治館」になったのだそう。
和洋折衷のとても素敵な建物です。
見学は無料。
中にはいると市の職員と思われる方がとても丁寧に建物のことや伊勢崎銘仙のことを教えてくださいました。

まずはこの建物、職人さんの趣味満載でできているそうです。
要は建て主さんがとっっってもお金持ちだったので、職人さんの好きなように作ってもらったところ、至る所に不思議な仕掛けが隠されているというわけ。
説明していただかないと素人目には全く分かりませんが、話を聞くと「ほぉ~!!」と納得。


見た目は洋館っぽいのに、中に入るとこんな感じで和風の素敵な廊下。


そして、この左隅に写っているこの柱がとんでもない高級品なのだとか・・・。


中には伊勢崎銘仙が展示されています。
こちらは季節に合わせて展示替えをしているそうで、次回は7月中頃に替わるのだとか。
伊勢崎銘仙についても「有名」ってことくらいでほとんど何も知らなかったのですが、話を聞いていろいろ勉強になりました。
要は先染めのシルクで作られた絣ってことなんですね。
冠婚葬祭で着るような着物は後染め。(←織った後に染める)
先染め(←織る前に糸の段階で染める)の着物は普段着として着られていたそうです。
普段着が着物だった頃には日本全国に出荷されていて、伊勢崎にはものすごいビッグマネーが流れてきていたそうなのですが、洋服が普段着になってからは衰退していく一方だったようで・・・。
確かに冠婚葬祭で着る着物なら今でも需要がありますが、普段着の着物を着る人は今はほとんどいないですからね。

ちなみに伊勢崎銘仙の特徴は縦糸と横糸の両方を染めてから織られていること。
併用絣といって、この技法を使うと2色以上の鮮やかな色が出せるそうです。
他の場所で併用絣をやっているところはなかったそうで、柄の色合いを見るだけで伊勢崎銘仙は見分けがつくのだとか。
知らなかった~~~。
奥が深いです。伊勢崎銘仙。
展示替えの後にまた来てみたいと思います。


いせさき明治館近くにある旧時報鐘楼。
こちらのレトロっぷりもいい感じです。

伊勢崎駅周辺は思った以上に楽しめるスポットでした。
昔ながらのお店も多そうだし。
今度はゆっくりお茶でもしてみよう。

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2 コメント

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Re:銘仙とな? (aya-yaga)
2016-06-27 21:19:02
いやはや、着物って奥が深いね。
聞いてて楽しくなってきちゃった。
毎年3月には銘仙のファッションショーもあるそうだよ。
返信する
銘仙とな? (みほ)
2016-06-27 10:10:05
はるか昔の呉服屋知識がそわそわしちゃうわw
群馬は桐生織とか伊勢崎銘仙とか、実は着物がアツイんだよね〜
しかしこんないい雰囲気の建物があったとは…
伊勢崎、奥が深いね( ´∀`)
返信する