auntie yokoのくらし

くらし。。ちゃんとした日も、そうでない日も。それが毎日の「くらし」。

空中ブランコ

2005年05月11日 | よみもの
GWに入る直前に、買いだめした本の一つ。

直木賞受賞したというオビつきの本なんだけど、、、、。
前から話題になっていたので、気になっていたのだけど、、、。
装丁もなんだか現実離れしていて、目を引いたのだけれど、、、。

空中ブランコはちょっとガッカリ。

まず、短編小説集というところが、いけてない。
直木賞とかって短編小説集でももらっちゃうんだー。
そもそも私は短編小説集がすきじゃないし。
あの、あまりにも短いあいだに起承転結があるところ。
登場人物を、覚えたと思ったら話が終ってしまい、
すぐにまた新しい登場人物やら人間関係を理解する努力が必要なところ。
好きじゃないのよねーー。
本を開いたとたん、短編小説集で、何度かガッカリしたことがあるわ。
(でも、書店では夢にもそんなこと思わないから確認しない)

話も、「信じられない面白さ」とかオビに書かれていながら
大して面白くない。いや、つまらなくは無いんだけど、信じられないという
ほどではない。。。。あーあ。
美容院で読みながら、寝そうになってしまったもん。
本棚に戻して、次いきます、次!!

しかし、モヨはずいぶん堂々と寝てるよなぁ。。。
(またも、モヨを引っ張り出す脈絡無し。)

ガラスの仮面 1~40巻!!

2005年05月06日 | よみもの
漫画40冊。
7年ぶり?8年ぶり?に我が家に戻ってきた。
「ガラスの仮面」は唯一私が子供の頃に全巻そろえた漫画なんだけど、
人に貸したまま、あっという間にこんな年月が経っていた。。

ひょんなことからその漫画が帰ってくることになって
久々の対面を果たすと、漫画がやたらとボロくなっていた。
そして手に取るとうっすらカビ臭い。。。。
ま、長い年月経っているからしょうがないんだけど~~。

会社で「ガラスの仮面全巻が戻ってくるんですよー」と話をしたら、
「え、え!読みたーい!」と少女のように目を輝かせて
手を上げてくれた女性経理マネージャ。
もちろん喜んでお貸ししますが、、、
覚悟!!古くて汚いよー。
ファブリーズしたらどうにかなるかしらん???

ま、でも読み出したらハマることは保障いたします。
読みすぎ注意!
ちなみに私は懐かしさからパラパラめくったら、あっという間に
夜2時半になっていました。。。

「愚直」論

2005年05月05日 | よみもの
GWは毎年ほとんど休みがありません。
今年も、29日を除いて毎日出勤。
でも、勤務時間は絶対的に短いので、人の半分レベルかもしれないけど
GW気分を味わって、ウキウキかつのんびりと過ごすここ数日です。

今年は、空いた時間に本でも読もうかと思って、GW直前にあれこれと買い込み。
まず先日の「やる気はどこからくるのか」を読み、そのあとはGOMI先生が私の
ために処方してくれた「問題上司」を読んでいたのですが、、、。
一緒に買った「愚直」論が、どう~も ”アタシを先に読みなさいよ、、!”オーラを
放っているように見え、気になって仕方なくなりました。

そこで、ちょっぴり浮気して「愚直」論のページを繰り出したところ、、、

樋口さんの仕事人人生に魅せられて、一気に読み切ってしまいました!!
いやー、樋口さん、熱いです。
こんな熱意と誠意を前面に押し出して仕事している人、私の周りにはちょっといませんね。
きっと、周りの人へのプラスの影響力もすごいんじゃないかな、、と思いました。
この本の紹介を、、と思ってネットを検索していたところ、私が思ったのと同じ
ように「熱い」を連呼しているコメントがありましたので(笑)、
ちょうどいいと思ってリンクで貼り付けておきました。ご参考まで。

樋口さんは、最近いそうなCool & Smartな”勝組”ビジネスパーソンとは
同じ成功者でも対極にいるような方だと思いますが、「愚直」ながらも
王道を堂々といく、そんな彼の人生や企業を、誰もが応援したくなるのでは
ないでしょうか。

樋口さん、HPからダイエー社長に引き抜かれたようですが、
これからダイエーがどんな変貌を遂げるか、とても楽しみです。

この本を強く押してくれた皆さま、どうもありがとうございました!!

「やる気はどこからくるのか-意欲の心理学理論」

2005年05月02日 | よみもの
週末のグロービスの飲み会に触発されて、
連休中にはかねてからの講師推薦の図書を1冊読みました。

「やる気はどこからくるのか - 意欲の心理学理論」

自慢じゃないですが、私はいちおう大学では心理学majorでした。
(ほんとうにたいして勉強しなかったので、言うのも恥ずかしいですが)
なので、本の中に出てくる用語や表現がとても懐かしく、
内容の豊富さもさることながら、妙な感慨にふけって読むことができました。

大学のとき、3年、4年で英語の論文を読まされて心理学実験をし、
そのときに subject = 被験者、 significant = 統計的に優位(に差あり)
といった英単語を覚えたなー、なつかし~い、、、。なーんて。笑

そして、この本を読んで、「やる気」の(心理学的)出所にすごく納得。
体感的にぼんやりわかっていても、科学的・理論的に示されると
なんだかすっきりです。

学生のころは、絶対的にモノを知らないし、経験もない。
だから例え大学の時にこの本を読んだとしても、本の内容と現実を照らし合わせる
だけの事例が自分の中になく、「ふーん」だけで終わっていただろうと思います。
それに、そもそも本の内容にここまで納得しなかったでしょう。
でも、今となってはこのジュニア用(というにはかなり高度な)書き下ろしを
読んだだけで、「じゃあこういうケースでは?」とか「それはなぜ?」とか、
いろいろ次に展開するためのフックがかかるのがわかります。

私も大人になったもんだ。。とつくづく思う瞬間でした。

「きもの」 幸田文

2005年04月22日 | よみもの
先日の名古屋の旅のお供に読み始めたのが、「きもの」 幸田文

これもとてもいい話でした。
最近じぶんでもきものを始めて、興味を持って手にとったのだけど、
和服の本というよりは、もっと生活に密着した、「着る」ということ
を中心に話が展開しています。時代は大正時代なのですが、
当時は今に比べたら、ずっとずっと、「着る」ということが生活のなかの
大きな比重をしめており、「着る」ことを通した礼儀や作法、文化が
一通りあったんだな、、ということを改めて知りました。

そうやって、ちょっとした歴史を知ることが出来ると同時に、
普通の小説としても気楽に楽しめる本でした。
るつ子が小学生の頃から、お嫁にいくまでのお話ですが、
幼心にふと思うこと、女学生としての友だちづきあいから葛藤、
学校を卒業してからの経験や試練を通してるつ子の成長が描かれます。
るつ子は、小説の中では取り立てた美貌も、頭脳も、地位もない
普通の女の子であるため、とても親しみを持って読むことが出来ます。

ちょっと日本文化に興味がある人、1日1日を、大切に、
丁寧に暮らしたいなと思っている人にはお勧めの一冊です。

そして、暫くとどこおっていたモヨピー。
auntieyokoがプレゼントしたT-shirtを「着る」モヨ。いいね!
(しかし、Moyoの背景にゴチャゴチャいろんな色がありすぎて、
かわいさが引き立っていないなぁ。。もっとシンプル写真をよろしく。)

よめた!

2005年04月14日 | よみもの
結局、読みかけの本を読み終わることができた!
やっと次にいけるわ~。

今回は「燃ゆるとき」高杉良 講談社文庫(かな?)でした。
これって、小説なんだけど、マルチャン赤いきつねと緑のたぬき、の会社、
東洋水産(って会社がやってたんだ、、知らなかったけど。。。)の
創業から現在にかけての、伝記的な実名の経済小説だった。
結構面白いんだけど、やたらいろんな人がでてきて、いろんな出来事が
おこって、小説としては、まとまりが無い感じ。
というか、事実に忠実にとおもうあまりにいろんな内容がテンコモリに
なっているという印象かな。普通の小説は、登場人物も限られているし、
1冊で起承転結がはっきり出るように、こぢんまりまとまっているからね。
現実は、そんなSimpleじゃないのよね~。

私は常々、固い本(仕事系)とやわらかい本(小説・娯楽系)を交互に
読もうと心がけてはいるのですが、どうしてもパラレルで読み進めてしまい、
往々にして娯楽系の本の進捗が仕事系を追い抜いてしまう。。
今回は仕事系の本1冊読む間に、娯楽系を4つも読んでしまった。。
高杉良のほか、3つをご紹介。仕事系は、まだ読み終わってないので
紹介できまへん、、。

「白夜行」  東野圭吾 
東野圭吾は、私にとって絶対にハズレない作家。ミステリー系も、
それ以外のものも。これもまた、しかり。「白夜行」の内容は
三浦綾子の「氷点」を思わせる、暗くて重いもの(but ”重さ”は「氷点」がピカイチ!!)。
でも、読み進めずにはいられない。
生活を脅かすほど(睡眠を削る、食事もままならない)読みふけってしまうのよね。
仕事が多忙を極めていたときに、息抜きにと思って読み始めたのに、
気づいたら、夜2時過ぎまで読んで、朝6時に起きてまた読む、という
生活になっていた。。。

「海辺のカフカ」 上・下  村上春樹
オーストラリア旅行の移動時間中に読んだもの。
あまり村上春樹は読まないが、書店で山盛り売られていたため、
ついつい手にとってしまった。旅行中に一気に全部読んだけど、まあ
こんなもんかな、、ってかんじ。(どんなだ!)ややヘンテコな印象あり。

ここちいい毎日」 石田ゆり子
石田ゆり子がかわいくて好きなので、彼女のエッセイを書店で立ち読み
していたら半分ほどよんでしまった。こうなったら全部読もうとおもい、
ついつい購入。しかし、立ち読みで半分終っていたので、家に帰る頃には
もうほとんど読み終わっていた。なんだか損した気分。。。
でもかわいいから、許す。