Next Stage! DA17Vのブログはじめました!

DA17Vについて、改造、整備そして車中泊の出来事などを書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします

DA17V 車中泊用にイワタニ風暖「KAZEDAN」を導入。その2 対策後の調査編

2023-01-20 09:11:59 | 日記

さて、ここから最終テストです

すべての窓にアルミマットを装着し、一酸化炭素チェッカー2台を可動させます

YouTube

実験開始時の車内温度は、天井部 3.1度 ベット部 2.7度 湿度39% 一酸化炭素濃度 0ppmでした。

では、「風暖」を着火させます

約10分経過時点での車内状況は、天井部 13.5度 ベット部 8.2度 湿度60% 一酸化炭素濃度 1~3ppmでした。

約30分間燃焼させた結果を記録したものは次になります


約30分の燃焼で、天井部の温度が約30度上昇しました。
また、気になっていた一酸化炭素濃度ですが、今回の実験からは重大な問題は置きませんでした。
なので、COに関する換気扇対策は検証する事が出来ませんでした

しかし、温度上昇とともに湿度の上昇が高いことが分かったので、風暖点火後25分経過した時点で窓に設置した換気扇を駆動(3個のファンの内2個)させました。


さらにリアハッチに設置した吸気穴を開放して車内の空気循環を行いました。
吸気口に手をかざすと風の流れを感じたので、車内の換気は十分行われていると思います

上記のデータをグラフ化したものが次のものです

 

11:22分以降の湿度降下がはっきりとわかります。

あと気づいたことは、風暖の燃焼を停止してから温度変化(降下の温度差)が緩やかに見えます。多分、これは車庫の中で外気温が一定で、さらに風の影響も受けていない事が影響しているのかな?と感じますね

今回の実験から「風暖」の暖房能力は、DA17Vの車内スペースだと問題なく「冬の車中泊」で使用出来ると思います。ただ、あくまでも個人的な感想であり、この場所でガスを燃焼させていいのかという問題は残りますし、車内の空気の循環を間違いなく行っていても、風暖の使用は自己責任で慎重に行う必要があると感じています。

実験時のサーモカメラ映像を紹介します。

これは、換気扇を稼働したときのもので左が車内、右が車外です

外から車を測定したもので、窓に付けた断熱シートの効果が分かります。ただ天井部の温度上昇対策は気になりますね

これは風暖を停止して約15分程度の車内の温度結果です。車内全体が温められた感じです。


さて、今回の実験で出た課題が出ました。
1)ストーブの固定検討。狭い車内のなので、念の為転倒防止用のゴムバントを付けました。
2)換気扇用電源の固定位置検討。こちらの扉は開けることはないと思っていますが、念の為USBケーブルが扉が開いても影響されず、さらにバッテリーの落下防止をマジックテープで行いました。
3)センサーを設置場所検討。激安のセンサーはどこにでも置けますが、数値が見える機器は側面に取り付けました
4)車内の照明を検討。現在充電LED灯が1個ありますが、もう1個あってもいいかなと。
5)窓断熱の隙間に結露。

 

マットが窓に張り付いている場所は結露が起きませんが、少し浮いている箇所は結露が発生しています。なんとかして銀マットが窓のカーブに合わせてぴったり張り付くような方法を考えなくは。

仮に

ダイソーでバルサ材を購入し、切り出してこんなものをこしらえてみました。この効果は、豊頃のジュエリーアイスで確認しましょうかね^^;

 

ひとまず、ご報告までに


DA17V 車中泊用にイワタニ風暖「KAZEDAN」を導入。その1 導入編

2023-01-15 15:27:04 | 日記

冬の車中泊。

北海道は同然、外気温はマイナスです。

断熱性能など考えられていない鉄の塊のエブリィ君は、冷凍庫と同じ気温。
これまでの経験から、羽毛の寝袋、そして床からの冷気を遮断するマットがあればなんとか寝ることは出来ると思うけど・・・
それでも、熟睡する事は出来ないでしょうね。

もし、おしっこに行きたくなっても寝袋からでることすらできないよ。仮に用を足して戻ったとしても、今度は寒くて寝れないね。多分^^;

本格的に車中泊の為に本格的なキャンピングカー暖房機を導入すれば、それは快適だけど。機器費及び設置費用で30万ほどします。ちょっとうさん臭いけど2~3万円で売っているものもあるよね。

そのうさんくさい中華製の安いストーブを付けている友達曰く、ねんかね~不完全燃焼していてガス臭いんだよねって^^;

ん====
ちょっとした工夫で、寝るまでの間の少しでも快適な車内温度にすることは出来ないだろうか!!

 


まずは お試し企画として、以前買った靴乾燥機で温風作戦をやってみました

しかし、結果は、電力を消費する割には30分使用してみてもまったく車内の気温は上がりませんでした。


ちなみに乾燥機の消費電力は約300W。現在使用のポタ電720Whですので、
720×0.8÷300=約2時間しか使用することが出来ません。これでは翌日にIH調理器でお湯を沸かし目覚めの一杯のコーヒーする飲めませんね。

ここから本格的に物色開始です!!

ネットでいろいろ調べていたら、ある商品で目が輝きました。
イワタニ カセットガスファンヒーター“風暖”(KAZEDAN) です。

これまでのカセットガスヒーターとの大きな違いは、電気が無くてもファンが駆動して温風を送り出すことが出来るとのこと!
これまでのカセットガスヒーターは、やかんを載せて電熱器としての使用も可能でしたが、暖房機の周囲や上に燃えやすいものがあると危険でした。

その点、「風暖」も全く危険がないと言うものではありませんが、もし消し忘れて寝てしまっても、ヒーター上部の心配は軽減できると思いました。


思い立ったが吉日^^;
すでに密林のブラックDayは終了していますので、今回はヤッホーにお願いすることにしました

12月27日到着。早速実験開始です。

実験場所は、自宅車庫。この日の車庫内気温は、約2.3度

まずはヒーターを点火して、車内に15分ほど滞在。わずかな時間で車内の気温はみるみる上がりで、20度くらいになりました。
これは使えるかもしれません。ここで一度車外に出て、サーモカメラで可視化してみましょう^^;

 

 

 

ん????
んんんんん???
荷室の壁が異常に温度が高いですね
他のドア等の部分は、内張が多少あるので、熱が直接外に出すことは無いのですが、この部分は鉄板がむき出しな状態の部分。寝ているとこの部分はちょうど頭の部分なので、なんらからの対策が必要ですね

ここからは、少しでも快適な車中泊を行うための対策として、以下の5点を検討することにしました


①天井の断熱
これは天井の鉄板と内張の間に断熱材を入れるのが良いと思いますが、材料費の問題やこの時期に作業するのは大変なのと、本当に効果があるのかと言う問題も含め、もう少し検討してから実施することにします

②窓の断熱
DCMにキャンプ用の折りたため銀マット(1200×1800×8)が1480円で売っていました。

これを2枚購入し、窓に合わせて型紙を起こし、すべての窓用の形を切り出しました。出来るだけぴったり設置出来れば、結露の問題もクリアー可能かと思います

③荷室壁の断熱
上記で余った銀マットを床から天井まで敷き詰めました。この状態で車内に入ると、すべてが青色で統一され寒い感じがしますが、夏用のカーテンもあるのでそれを設置すると多少良いかな^^;

④床下からの断熱


もともとベットを組み立てる前に、床に銀マットは1枚引いていました。今回は、さらにクッションと車中泊マットの間に銀マットを追加して入れてみました

⑤一酸化炭素対策
これは、とっても重要な問題です!!

ストーブを点火するという事は当然一酸化炭素が出ます。COは、無色無臭。ストーブを点火して車内が温まると、眠気もさすでしょう。うとうとしていたら、あっという間にさようなら~~です^^;
その為には、換気が必要。後の窓を両側少しずつ開ければいいのですが、氷点下の気温の時に窓を開けられるか、もしくは開けたとしても結露が半端ないので
閉めるときには凍っているでしょう。あと閉める作業をするために運転席に行き、シリンダーに鍵をさしてACCに回して閉めると言う動作が必要です。
んんんん~~~

という事で、まずは密林からこのような物を運んでもらい窓に設置。

これで窓の解放をせず排気が出来る!!
でも排気をするという事は吸気をしないといけません。当初は、バックドアに換気ファンを設置するという事を考えましたが、逆にここに自然吸気の口を
付けると言う事にしました。

バックドアの内張を剥がし、2mmの合板で形を取って、エアコンのダクトパイプを設置。空気は扉を閉めるときに使うグリップを撤去して、ここから吸気を吸う。もし吸気が不要な時は蓋も閉めれる^^;

さらにさらに、一酸化炭素チェッカーを2台。一台は、密林で2000円の激安商品。

もう一台は、濃度を数値で目視できるちょっと高級タイプ。


さーてと大体の準備は終わりました。いよいよテストに入ります
この続きは、テスト編で^^;