今年は全国的に枇杷が不作だそうです。
そう言われてみれば、あまり見かけないような気がします。
実家には大きな枇杷の木があります。
時期になると、鳥に食べられてしまわないように、ひと房ずつ専用の紙袋を被せるのですが、例年はその数なんと300枚!!
80歳超の父が脚立に上って作業をします。
落っこちてしまわないかと心配ではありますが、もはや誰にも止めることが出来ません(汗)
ただただ無事を祈るばかり・・・・。
そんな命がけで守った枇杷が届きました。
不作なうえ、台風に見舞われ、今年はほんの少し。親戚やご近所にも少しずつ配ったそう。
配るのは、出来るだけキズの少ない綺麗な大粒のもの。
わが家にも、いつもはもっと沢山届くので、知人におすそ分けします。
すでに選りすぐりの枇杷の中でも、より綺麗なものを選びます。
父から縁が薄くなるほど、より美しい枇杷が届くのです。なんだか矛盾していますね。
でも、それで良いのです。
他人に、より良いものを・・・・父がそうしているように、私もそうでありたいのです。なかなか難しいですが。
多くの人と、旬の味覚を分かち合えるのは幸せです。