世界3大ピアノの頂点、スタインウェイピアノについて、少しご紹介したいと思います。
(スタインウェイ コンサートグランドピアノ D274)
画像の転載元はこちら→ Model D - Steinway & Sons
ドイツ人ピアノ製作者ハインリッヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェークが1853年、ニューヨークに設立したピアノ製造会社です。
ニューヨークとドイツ・ハンブルクにピアノ工場があります。
日本に輸入されてくるスタインウェイは、ハンブルク工場で造られたピアノがほとんどです。
最高級グランドピアノ市場における、スタインウェイ社の市場占有率は常に高く、世界の80%以上を占めています。
世界の名だたる音楽ホールには、必ずと言っていいほどスタインウェイピアノが常設されています。
スタインウェイのピアノは世界の最高峰と誰もが認める、ピアノの頂点とも言うべき存在です。
スタインウェイ社は、ピアノ製造に関わる特許を100以上有しており、さらに多くの賞も受賞してきました。
しかし、そのことが逆に、ピアノの技術革新を妨げているのではないか?と批判されてもきました。
とはいえ、期限切れ特許や、古い技術や製法についての特許は、今では使われることがないものも多数存在するため、特許の多さがスタインウェイの優位性を保ち続けているわけではありません。
スタインウェイ・アンド・サンズは、確かに世界最高のピアノメーカーですが、やはりそれなりに値段が高く、毎年それほどたくさん売れるわけでもありません。
また、ピアノは定期的にきちんとメンテナンスすれば40~50年もつため、車と違ってどんなお金持ちの方であっても、生きているうちに2台目のスタインウェイを買う、という人は希だと思います。個人で購入するには、あまりにも高額なピアノです。
そんな事情もあってか、スタインウェイの技術を継承し、やや価格を抑えて造られたスタインウェイブランドが実は2つ存在します。それが、ボストン(Boston)ピアノと、エセックス(Essex)ピアノです。
(ボストンピアノ)画像の転載元はこちら→ ボストン | 世界最大級のピアノ販売モール グランドギャラリー|中古ピアノ販売、中古グランドピアノを購入するならグランドギャラリー愛知 東京 (grandg.com)
ボストンとエセックスピアノは、どちらもスタインウェイブランドなので、スタインウェイが持っている特許技術を使用できます。
スタインウェイとまったく「瓜二つ」とはいきませんが、自宅でひたすら練習に打ち込むには、最良のピアノと言えるでしょう。
(エセックスピアノ)画像の転載元はこちら→ Essex エセックスピアノについて | 横浜 馬車道ピアノサロン (pfpf.jp)
またボストン、エセックスとも、後から「やっぱりスタインウェイが欲しい!買い直したいっ!」と思った時、購入から10年以内であれば、スタインウェイ購入時に、すでに持っているピアノを購入価格で下取りしてもらえるサービスまであります。下取り価格との差額のみで、なんとスタインウェイが買えるのです。なかなか粋な計らいですね!
興味が沸いた方はぜひ、スタインウェイ公式サイトを訪れてみてくださいね。