昨季、広島からドジャーズに移籍した黒田投手。今年はWBCを辞退してドジャーズの開幕投手をつとめました。一年間でそれほどの信頼をかちえた黒田投手の特徴は、たんに肉体的な技量の面だけでなく、精神的な強さにあるとわたしは感じています(広島時代からのファンで~す)。
多くの日本人選手が活躍する大リーグですが、野球選手の身体は、必ずしも短距離走の選手のような分厚い筋肉を備えているわけではありません。たとえばイチロー選手のように、スマートな身体でスピーディーかつ敏捷、レーザービームと呼ばれる強肩(遠投の能力)をもった選手もいます。
投げる、打つ、といった野球の基本的な動作は、直立した姿勢から始まります。これらの動作は、重力に引かれた身体の「重み」をパワーに変える「重心移動」に鍵があります。
これは、姿勢を保つ能力と大いに重なってくる点です。黒田投手の特徴は、なんと言ってもその太い頚なのですが、「重心移動」の視点で見ると、黒田投手の肉体的な強さが深く理解できます。
低体温症でいつもからだがだるかったり、生理が不順で、肩や頚がいつも疲れていると訴える方があります。こういった症状で大切なことは、直立姿勢を保つ能力を活性化することなのですが、日頃、わたしたちは、あまりに当たり前すぎて「直立姿勢を保つ能力」の意味をあまり顧みることがありません。
古来、呼吸法として知られているさまざま方法は、いずれも「姿勢を正す」、あるいは「背筋を伸ばす」「柔軟にする」こととあわせて実践されてきました。「直立姿勢を保つ能力」と呼吸は、じつは深く結びついているのです。
黒田投手をはじめ、野球選手の動作を例に、このことを少し深めてみましょう。
(つづく)
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