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<センター試験>国語の平均点は過去最低 小林秀雄で苦戦

2013-02-07 22:49:25 | 大学入試
国公立二次の出願も昨日で締め切り、いよいよ受験のハイ・シーズンに突入!

昨日の大雪は都心の私大入試にも影響を及ぼしましたが、受験生のみなさんはいつでも慌てず、平常心でことの望んで欲しいところです。


望んで欲しいところなんですが、

やっぱり今年のセンター国語は難しかったね、毎日新聞にはこんな記事が掲載されました。




<センター試験>国語の平均点は過去最低 小林秀雄で苦戦

毎日新聞 2月7日(木)18時45分配信

 先月実施された大学入試センター試験で、国語の平均点が過去最低になったことが分かった。これまでの最低点は03年の101.08点(200点満点)だったが、今回は101.04点。昨年の平均点は117.95点で約17点も下がったことになる。近年で異例の低さになった理由を、予備校関係者は、例年出題される「評論」とは異なり、批評家・小林秀雄の随筆的な文章が出題されたことを挙げている。

【難問だったセンター国語 小林秀雄の文章とは…】

 国語は例年、評論、小説、古文、漢文の順で1問ずつという問題構成。その第1問に小林秀雄の「鐔(つば)」が出題された。刀剣のつばを題材にした文章で、文の趣旨や筆者の考えを答えさせる問題だった。

 代々木ゼミナールの土生(はぶ)昌彦.教材研究センター本部長によると、論理構成が明快な「評論」というよりは、私的な想像も含めた随筆的な文章で、読みづらく感じた受験生が多かったという。文章の末尾に付ける注釈も、例年は5個以内だが今回は21個も。本文の分量も前年比で約600字増えた。

 小林秀雄は昭和を代表する批評家。難解な文章で知られ「批評の神様」とされる。30年ほど前には大学入試でよく出題されたが近年は少なく、センター試験で出題されるのは初めてだ。

 昨年と比べて17点も平均点が下がり、土生さんは「受験生からは『少しパニックになった』『想定と違う文章で驚いた』などの声が聞かれた。極端に難しくなったわけではないが、過去問とまったく違う文章だったのが影響した」と分析する。ベネッセ岡山本社高校事業部の松永和喜(かずき)さんも「論理性より感覚的に理解することが求められた。受験生はさまざまな文章を読み慣れておく必要がある」と説明。大学入試センターは、例年6月に発表する報告書で分析結果を示すという。【苅田伸宏】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130207-00000056-mai-life




難しい内容だったからといって、即悪問とは思いません。
結局全国57万人のセンター試験受験生が同じ試験を同じ条件で受けるのですから、
試験内容が難しければ平均点が一様に下がっていくだけですから。

ですが

受験生が今まで努力してきたことがあまり成果として出せないような試験内容になるのは、いかがなものかと。
毎年毎年大学入試センター試験は、われわれ予備校業界の人間の予想を斜め上に裏切ります。
それが今回のような裏切られ方は、あまり頻発して欲しくないな、と思います。



今の高3・卒受験生の諸君は、平均点ダウンの結果を受けて粛々と私大・二次試験対策に取り組んでください。
現高2生の皆さんは、みなさんが受ける来年のセンター試験も今年同様の難しさになると覚悟しておくこと!
多分来年は国語第1問は評論的内容に戻すと思いますが、出題されるジャンルはそれこそ予想もしなかったジャンルから出すことは十分予想されます。


ジャンルの偏りを作らずに、様々な文章に触れること。
書かれている文章を正確に読み取り、筆者の主張に耳を傾けること。



国語の基本はコレですから、しっかり意識しておきたいですね!


がんばれ、受験生!