桜ふる路
英語をツールに、できることをしたい。
踏み出しつつふだん感じ、考えたこと。
 



前回からつづき)



正倉院を回り、次の目的地への途中で、偶然見つけた原っぱ。
大仏殿の裏手にあたるここは、「講堂跡」なのだとか。

写真ではうまく伝わらなくてこれまた残念なんですが、とっても素敵な場所なんです!
草の緑と、生えている木々の生み出す雰囲気、織りなす陰影、広い空。何とも言えない穏やかな空間。
この写真の右側では、親子連れがフリスビー遊びか何かをしていて、彼らが写らないようにするのが大変だったけど、
たしかに思わず駆け回りたくなるような、あるいは静かにそぞろ歩きしたいような、場所なんです

いやー、いいのかな、今日3つも得しちゃって。
ま、ただし、足元を気にしなければだけどね。
ふつうの公園と違うのは、そこかしこに鹿のフ●があること!この際、ぐんぐん進みましょう~




木々の中に、ひと枝だけ早くも紅葉!


そして、ここから「二月堂」を目指します。毎年「お水取り」の舞台として有名ですね。
なんですが...まいった!そこへ至る道、石段のだらだら上り坂だったんです。

最初はベビーカーを傾けて上っていたけど、勾配が思いのほかきつくなり、
しまいには折りたたみ、娘を左腕に、ベビーカーを右手に抱え、汗をにじませながら上る始末。
自分ひとりの歩きだったら、たぶん何とも感じなかっただろうけど、こうなったとたん不便になることを、改めて実感。

(それでも、途中でバランスを崩したときとっさに手を差し伸べてくれた、老夫婦の旦那様、ありがとうございました。
対して、高校生とおぼしき若者の集団、「すげー」とか言いながら見ているだけ。…あんたたち、私はいいけど、こういうときには手助けしなさいよぉ!
いつも助けてくれるのは、年配の方か華奢な女性。(これ本当) 皮肉な世の中です)

ベビーカーで来るところではなかったと後悔しながらも、知らなかったし、ここまで来てしまった以上進むしかない。
それでもやっと上りきって、



ふう、これが二月堂。テレビでよく映りますよね。
でも右の段をこれ以上上っていく気には、とうていなれませんでした。時間もなかったし。もったいないけど。




こちらは三月堂


しばし立ち止まったあと、手向山(たむけやま)八幡宮の前を過ぎ、参道を逆に大仏殿のほうへ向かいます。




途中に、角のある鹿発見!そういえば角切りの行事もすぐだった




振り返って、参道口の大鳥居


そして、左手に鏡池、右手に大仏殿です。



大仏殿の中は以前にも見たので、今日は省略。(外観の写真過去ログ
外から鹿さんも一緒に、記念撮影ね~



鏡池。初めてまじまじと見たけど、きれいな所です
池を左手に見ると、




正面に南大門。
この辺りは本当に、いつ来ても観光客でいっぱい。無理やり立ち止まって写真撮ったけど。
でも今日はここはくぐらず、右方向へ進みます。




しばらく行くと、吉城園(よしきえん、右)と依水園(いすいえん、正面)。
初めて来ましたが、庭園のようですね。中へはまた今度入ろう。



ここで時計を見ると、あれ、もう2時間経ちそう?
とりあえず、博物館へ向かうことにします。




奈良国立博物館、本館の正面。
(公式サイト→Nara National Museum



こちらが新館。「正倉院展」の会場ですね。(過去ログ

左のスロープを下がっていくと、喫茶店があり、
その向こうに新館からの通路、さらに奥が売店です。
とりあえず娘に授乳しなきゃ...と思ったけど、こういうところに授乳室がある、べくもない。(一応探したけど、車いすトイレのみ)
仕方なく、通路の端の、さらに片隅でしてしまった。娘がもっと小さくなくてよかった…時間かかるし泣かれますからね。

地上へ戻って、夫と合流。メールも電話もくれていたらしいけど、さっきまで地下で「圏外」だったのだ!
すまないね、夫。そして娘はもっとすまなかった。でもおかげさまで、
ママは久しぶりの奈良、堪能できたよ~んありがとう。
楽しく充実した一日でした。




さっき売店で急いで買った、お線香とスタンド、使ってみた。
秋に来た記念に、秋のイメージの香りと、モミジ模様の台。立ち上る煙…日常の部屋に、つかのまの異空間。
(あっという間に、燃えてしまった。私こういうお香を初めて焚いたんですけど、もっと長持ちするかと思ってた)




次また、いつ来れるかなあ。ささやかな希望を見上げ、またいつもの一日が始まります。



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コメント
 
 
 
素敵な一日 (ボワシエール)
2008-10-27 13:32:58
お嬢さんと奈良を散策できてよかったですね。子供がいると、思うように外出することが難しいものですが、ちょっとした時間でも自分が行きたかった場所を見て歩けると良い気分転換になったのではないかと思います。

もう少しすると、お嬢さんも歩けるようになるでしょうし、そうすると一緒にお散歩を楽しめるようになりますよ。楽しみですね。
 
 
 
ボワシエールさんへ (アスタ)
2008-10-27 22:08:21
ボワシエールさん、ありがとうございます!
そうなんです、ゼロ歳児がいると、外出はままならないですね。
(もっとも、そんな余裕もないけど)
どうしても子供との世界で一日が終わりになってしまいます。
そんなとき、たとえ近所にちらっと出て帰ってくるだけでも、
気持ちがリフレッシュされているのがわかります。
外の空気を吸うことの、効用の大きさを改めて実感する昨今です。
そして、少しの刺激でも感動して気分転換のタネにできる能力が、
子供ができてからかなり高まったと自覚しています。
親も成長しているんですね。

一緒の散歩、いつになることやら。Bebeちゃんは上手に歩かれますか?
うちは歩くどころか、つかまり立ちすら…お風呂の中だけです。
まあ、気長に見守ることにします
 
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