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熊本から気ままに山と自転車のブログ

方保田古墳石室

方保田古墳石室
2022/8/3(水) 晴/曇

今日の最高気温予報は35°と危険な暑さだが、クーラーに浸ってばかりでは体力も低下するだけだから帰宅予定時刻を12時として午前8時からポタリング出る。
目的地は片道2時間30km圏内に限定して、山鹿市指定考古資料の方保田古墳石室とする。

熊鹿ロードを北へ走り、菊池川を渡り県道301に出る。県道301を西に走ると大道小学校の西北の石垣の下に方保田古墳石室(写真1参照)がある。
過去、数度訪れているが石垣の上ばかりを見て、見つけることが出来なかった。移築されたのであれば、古墳がありそうな場所とは限らないことに気付けなかった。装飾古墳館の横山古墳もそうだが、なんだか周りの風景に馴染んでいないように感じる。


早速、古墳石室(写真2・3参照)を見る。八代地域の鬼の岩屋古墳群と同様の造りをしている。関連性があるのか。
内部には、かなり退色していると思われるが赤色顔料が一面に塗布してある。


説明板(写真4参照)には、「大道小学校の東側にありましたが、昭和42年に現在のところへ移動されました。もともとは円墳で、その中に石室があったと推定されます。石室内には木棺を安置したらしく、人骨や土器の破片も発見されています。」とある。


石室入口には、はにわの破片(写真5参照)が置かれている。


南石垣側から観る石室(写真6参照)。天井石はかなり大きい。


西側及び北側から観た石室(写真7・8参照)。


10時帰途に就く。11時頃になると、頬にあたる風も生暖かい。熊鹿ロードは所々木陰があり助かる。投刀塚を越えれば、後は下り基調で楽になる。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)27km→方保田古墳石室27km →熊本(自宅)
所要時間4時間(実4時間) 総計54km 走行累計50,031km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

asotakadakedake1592
Re:katumoku10さんへ コメント有難うございます。
暑い中に、精力的に古代史研究をなされている事に敬意を表します。
熊本の古墳には持ち送り式横穴古墳と、巨石を組み合わせた古墳があり、それぞれに別系統の一族ではないかと考えていますが、よく解かりません。支石墓と「鬼の岩屋古墳」といわれる巨石古墳とは別物と思っていましたが、同系列でしょうか?熊本と半島の縄文海人族のつながりは、私もそう感じます。
持ち送り横穴古墳にはチブサン古墳や釜尾古墳等があり、巨石古墳には弁慶が穴古墳や江田穴観音古墳等があり、時間軸で整理する必要があるとは思いますが入り乱れて存在います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。自転車くま
katumoku10
暑い中、貴重な情報をありがとうございます。
わたしらはなかなか行けないので、助かります。
縄文系の支石墓でしょうか?
熊本と半島は縄文海人ムナカタ族でつながっていると思います。
円墳は和邇氏の祖赤坂比古配下のムナカタ族のものではないかと思います。
また、情報をお願いします。
ありがとうございました(*^▽^*)
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