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レッドブル御曹司の罪と罰

2020-08-08 04:53:41 | タイ映画

コカインで決めたレッドブルの御曹司(名前:ボス)がフェラーリーでスクンビットを暴走。運悪くバイクで追いかけた警官を轢き殺した後に何キロも引きずって殺害した朝、私はすごく近かかった。30分くらいの時間差でスクンビットを運転していたが何とも思わなかったのは早朝に何回も高級車の暴走を目撃していたからだ。

 

あれから8年も経過してボスの立場は何も変わらず全く時間だけが浪費しているのは余りにも巨額の資産家を政権の意向で何も決められいないのは残酷な運命だが、引きずり回された警察官の遺体はもっと酷いのを忘れてはいけない。

 

あの朝からボスは望み放題の人生から、何も出来ない立場になった。それは邸宅と監獄の環境の差に耐えられるだけの体力と根性がなかったからだ。それにあれはジャンキーが警察官を誤ってハネたというより、引き回しの末に遺体はボロボロの状態なので明らかに殺人なので普通は即逮捕で収監というケースだが、彼の不幸は莫大な資産家の御曹司というステイタスが「逮捕を見逃す代わりに・・」と警察や政権のハイエナ達に支払った金額は想像できない。

 

国民、司法と政権の人質となってしまったのは皮肉でもなんでもなく彼が悪いのだ。もし、あの後に直ぐに劣悪なバンコクヒルトン(刑務所)に収監されて一週間でも臭い飯を少しでも食う覚悟があれば、警察や政府の餌食にならなくてもう釈放されて、形だけの出家をして海外で第二の人生を送れただろう。少なくても母親はそんなことを話していた。だが実際に刑務所でもレイプを考えると無法地帯への突入は無理だ。

 

今回も軍政のプラユッド首相が新証拠がでてきて捜査のやり直しを命じたとかで、新証拠というのは髪の毛のコカイン反応と速度が170キロの証拠は富裕層に甘い軍政という批判をどうやってかわすことができるのか政権の腕の見せどころだが、解決する気は殆どないようだ。

 

 


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