情報はあなたの端末から流出している

前に「OpenSignal」を紹介しました。
地図上にキャリアごとの電波強度や電波塔を示してくれるウェブサイトです。

この情報は何を元にしているのでしょうか？
そのデータはどこから来ているのでしょうか。

「about」を見ると・・・
Apple ストアや Google Play ストアから入手できる「OpenSignal」アプリがその源です。

「OpenSignal」では基地局の方向を示したり、無料 WiFi スポットを探したり、
ネットワークのランキングを表示したり、スピード測定などができるようです。

ウェブサイトのデータの発信源はこのアプリを入れている人たちのデバイスです。
発信されているデータは少なくとも位置情報と受信電波の状態。

ま、それは明記されていることでもあるし、
ギブ・アンド・テイク、いわば互恵関係でしょう。

が、「知らず」自分が発信源となっていることも少なくありません。

「知らず」というのは情報取得者側（企業など）に申し訳ない言い方かもしれません。
アプリをインストールするときには、多くの場合、
どのようなデータが引き出されるか表示されるからです。

が、表示されていても、それを読まずにインストールすることも多いですよね。
（これはユーザー側の責任ですが、私自身読まないことが多いです）

試しに、Android 版の「OpenSignal」をストアからダウンロード・インストールしてみましょう。

「opensignal」で検索するとすぐに見つかります。

　

インストールしようとすると説明が表示されます。
ネットワーク関連情報、現在地情報はもちろんのこと、
アカウント情報（Google サービス設定）も読み取るとの説明です。

　

インストールするには、［同意］せざるを得ません。

同意して、先に進んでみました。

すごい精度ですね、居住マンションの号棟までしっかりバレてしまいました。

　

・・・かくもかように
Google アプリでは（おそらく iPhone、Windows 8 などのアプリでも）データは出て行きます。

ネットワーク、通信、GSP とは無関係なアプリでも、
なぜ必要なの？と思うようなデータが出て行きます（読み取られます）。

「ビッグデータ」流行のご時世ですから、
膨大なデータを解析すれば商売のネタ・売上アップにつながるネタが見つかるのでしょう。

取れるデータはとりあえず取っておこうと考えるのは、喜ばしくはありませんが、
先方にとっては当然のことなのでしょう。

用法・用量をよく読んで薬を服用するように
スマホ等でのアプリも説明をよく読んでインストールしましょう。

「あなたのデータは狙われている」、
「情報はあなたの端末から流出している」のですから・・・

＃　「データ」と「情報」はオヤヂ的には明らかに別モノなのですが、
　　上記ではあまり区別せずに使っています。ご了承下さい。



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