お酒はぬるめの燗がいい、地図は不正確なのがいい？

メルカトル、モルワイデ・・・・

　　地理の時間で習ったことがあるでしょう。
　　地図の図法（投影法？）です。
　　正距方位図法などというのもあります。

　　その地図を見れば、誰もが「ああ、あれのことか」と言うでしょう。

それぞれに固有のメリットがあるそうです。

　　モルワイデさんが考案した図法では・・・
　　南極・北極近くのゆがみが少なく、より正しい面積が表現されるそうです。
　　なので国ごとの分布図などに多用されるとか・・・
　　（なので正積図法とも）

　　メルカトルさんの場合は・・・
　　地図上の２点を結ぶ角度が一定になり、船などで進行方向を決めるのに役立つそうです。
　　（円筒形を広げたように見えます）

　　正距方位図法では・・・
　　２点の距離と方向が正しく表現されるとか。
　　ただし中心点を外れると正しくなくなる・・・

さて、今から話すのは地図は地図でも、路線図。

　　電車に乗ればドアの上に貼ってある、あれです。

路線図は、方向も距離もまったく正確ではありません。

　　なので、メルカトル図法や正距方位図法には勝てません。

　　駅と駅をつなぐ線を示しているのですから
　　面積を表す必要もありません。

　　なので、モルワイデ図法にも勝てません。

ですが、路線図の目的は・・・

　　駅と駅の順番・つながりを示す、
　　路線と路線の結合点・乗り換え駅を示す、

なので、距離・方位・面積などはすっかり捨象して
ひたすら路線図の目的を達成しようとする。

　　さらに、見やすくするため駅や路線相互の間隔を広くとる。

その結果、デフォルメした図になる。

さて、本題・・・

こんなページを見つけました。
Mighty Morphing Metro Maps – Watch Transit Maps Transform to Real-Life Geography

　　ロンドン、ベルリン、パリ、ニューヨーク・・・などの地下鉄路線図です。
　　フツーの地図が路線図になるとどうなるか動画で示しています。

　　もちろん東京もあります。
　　

　　文章は英語なので無視。
　　動画を楽しんでください。


【北窓舎】
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