ゾンビ？ Visual Basic は今も人気のあるプログラミング言語です

ソフトウェア開発者なら（今からプログラミングを始めようとする人でも）
Visual Basic には古臭い言語だというイメージがあるでしょう。

　　素人が使う言語というイメージもあります。
　　.NET なら C# でしょ！とか、Visual Studio で Python も書けるよとか・・・

　　いずれにせよ Visual Basic は馬鹿にされているように思います。

しかしながら、いまだに人気があるプログラミング言語です。
（今は Visual Basic .NET）

TIOBE という会社があります。

　　会社概要には We Measure Your Software Code Quality と書いてあります。
　　コードの品質・ソフトウェアの品質を評価する会社のようです。
　　（TIOBE は The Importance Of Being Earnest の略）

その TIOBE 社がプログラミング言語のランクを報告しています。

　　2018年12月の TIOBE Programming Community index では、Visual Basic が堂々の５位にランクしています。
　　
　　（図をクリックしてください。ランキングのページにリンクしています）

TIOBE 社のコメントによれば・・・

　　プロのソフトウェア開発者は Visual Basic .NET を重視していない、
　　初学者用のおもちゃ的言語だとみなしている。

　　しかし、多くのプログラム、アプリケーションが Visual Basic で書かれていることは否定できない。
　　プロの領域でも同様だ。
　　小規模・中規模の企業では Visual Basic で多くのアプリケーションが開発されてきた。
　　速くプロトタイピングでき、習得が容易だからだ。

　　ＭＳは C# との共進化を止めて Visual Basic に徐々に別れを告げつつあるので
　　遅かれ早かれ Visual Basic の人気は衰退するだろう。

ＭＳは C# に軸足を移している、今から学ぶなら C# でしょ・・・などの声も聞かれましたが、
VB.NET はゾンビのごとく蘇る、人気は衰えることなく、むしろ人気が高まっている言語。


ランキングの変化を見てみましょう。

　　Visual Basic の TIOBE index・・・
　　

　　下は C# ・・・
　　


上の２つでは Rating と年月（縦軸と横軸）が同一刻みではないので
（VB は 2011年始まりで 8% が上限であるのに対し、C# は 2002年始まりで 10% が上限なので）
画像を合成してみました。

　　

　　2018年、C# と VB の順位が入れ替わっています。
　　（精度が不十分なのはご容赦ください・・・）

この傾向がいつまで続くのか・・・

　　ちょっと楽しみというか、少し気になるところです。

　　というのも、オヤヂは 2005年頃（現役の会社員だった時）VB 2013 の独学を始め
　　退職後の今は（主として）VB を使ってソフトウェアを開発しているので・・・

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