Ｆ１の最高速

無風で、直線なら４００km/hくらいは出るみたいですね！
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しかし、実際のレースとなると色々と難しい問題が出てきます。
あくまでも、１週走ってのラップタイムが重要なのです。
（ここがドラックレースと大きく異なります。）
コーナーとストレートが合わさったコースでは、バランスが
難しいのです。ストレートで早いことはいいことですが、その分
コーナーで遅いと、ウイングを立ててダウンフォース（クルマが
地面に吸い付くように）を稼ぎます。それと同時にドラッグ（抵抗）
が増えてストレートで遅くなります。マシン本来のグリップが
あればウイングを寝かせてもコーナーで走れます。
タイヤの影響も大きいです。
シューマッハがベネトン時代Ｖ８エンジンで早かったのはマシン
性能が他のチームに対して良かったからです。
実際のレースにおいて、スターティンググリッドに並んだときの
ウイングの傾きを見ると面白いです。
他のチームよりパワーがあれば、ウイングを立てても、ストレート
で他のチームより最高速が出ます。
ターボ時代のマシンは壁のようにそり立ったウイングが主流でした。
現在は空力の開発が進み、マシン自体のダウンフォースが上がって
いるので、排気量が小さくなってもラップタイムが悪くなるどころか
良くなっていたりします。
技術の進歩に終わりは無いです。