知人からもらった去年の映画雑誌に、 興味をひく記事が載っていた。
映画のデジタル化に関する記事だ。
映画のデジタル化はすごいスピードで進んでおり、 2013年にはアメリカでは
35ミリフィルムの映画がつくられなくなるという。
映画好きの友人が話していたが、 過去の名作を上映する 「 午前十時の
映画祭 」 も、 今年かぎりで終了になるらしい。
「午前十時の映画祭」で上映される作品は35ミリフィルムであるが、 日本
でも、 2013年には フィルム映写機の備わった劇場がなくなってしまうそう
なのだ。
スピルバーグだとか、 プロの映像技師に言わせると、 フィルムのほうが
デジタルより色合いがよいらしいが、 個人的には劇場のデジタル化が
悪いとはおもわない。
この春に上映された3D版の 『 スターウォーズ エピソードⅠ 』 のような
作品のように、 デジタルのほうがはまる作品もある。
ちなみに3D版のエピソードⅠは、 どうしようもないほど当たらなかった
らしいが、来年の9月から3D版のエピソードⅡ、 エピソードⅢが連続
公開される。
ぼくのまわりには エピソードⅣからなら観にいきたいという人間が
ちらほらいるが、 エピソードⅣはフィルムで撮影された作品だ。
3D化、 デジタル化でどう修復されるのか気になるが、 それよりも
『 スターウォーズ 』 のような作品は、 シネコンのスクリーンでなく、
以前の劇場のようなマキシサイズのスクリーンで観たいという気持ちが
ある。
劇場で観ないと迫力が味わえないような巨大スクリーンを復活させ、
劇場とDVDレンタルの差異をつくってほしいものだ。