あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【ロングトレイル17km】赤城山外輪山(黒檜山~地蔵岳~鈴ヶ岳)

2013年10月12日 23時55分08秒 | ロングトレイル

10月というのに東京は30度超え。まだ真夏の赤城山外輪山1週。比較的標高差が少ないでしたが、あまり人が歩いていないので、登山道がわかりにくかったり、林道の工事に巻き込まれたりでハプニングありのロングトレイルでした。途中だいぶ遠回りし30分程度ロスしたので、約17kmを7時間30分。2006年版の山と高原地図では、コースタイムは約11時間。


■行程

5:40 黒檜山登山口駐車場出発(1360m)
6:30 黒檜山 山頂(1828m)
6:50 大ダルミ
6:56 駒ヶ岳(1685m)
7:06 登山道分岐(5分休憩)
7:38 小沼・長七郎登山口(5分休憩)
8:07 小地蔵岳
8:16 長七郎山(1578m)
8:28 小沼
8:40 八丁峠駐車場(1948m)
8:41 地蔵岳登山口
8:57 地蔵岳(1679m)(5分休憩)
9:26 新坂平駐車場
9:31 鈴ガ岳登山口(5分休憩)
9:43 姥子峠
9:51 鍬柄峠
10:00 鍬柄山(1562m)
10:11 分岐(5分休憩)
10:32 鈴が岳 山頂(1564m)
10:45 分岐
11:07 分岐
11:13 林道(登山道が工事中で途中でロストし、30分程度迷う)(5分休憩)
12:43 野坂峠
12:47 薬師岳(1528m)
12:56 陣笠山
13:03 峠
13:18 黒檜山登山口駐車場


■標高差・ルート長

出発時刻/高度: 05:40 / 1390m
到着時刻/高度: 13:18 / 1378m
合計時間: 7時間38分
合計距離: 17.14km
最高点の標高: 1804m
最低点の標高: 1154m
累積標高(上り): 1397m
累積標高(下り): 1415m


■ルート概要

 赤城山の外輪山1週コースです。関東に近いので日帰りでも十分挑戦できるルートですが、だいたい登山道は整備され、黒檜山、駒ヶ岳、地蔵岳はしっかりしていますが、一部不明瞭な道やあまり踏まれていない道があるので、必ず地図・コンパスを持参して、読図の練習をしてのぞみましょう。コース全般的に赤城山カルデラ湖 大沼が見え、携帯電波はほとんど通じるので心理的には安心できるルートです。
 核心部は、 黒檜山・地蔵岳・鈴が岳への登りと野坂峠周辺の登山道のルートファインディングだと思われます。

■ルート全体と標高

黒檜山登山口駐車場出発(1360m)~黒檜山 山頂(1828m)~駒ヶ岳(1685m)~小沼・長七郎登山口~小地蔵岳~長七郎山(1578m)~地蔵岳登山口~地蔵岳(1679m)~鈴ガ岳登山口~鍬柄山(1562m)~鈴が岳 山頂(1564m)~野坂峠~薬師岳(1528m)~陣笠山~黒檜山登山口駐車場(1360m)

■ルート詳細

【黒檜山登山口~黒檜山(くろびさん):標準コースタイム1時間30分】
赤城山の登山道で最も登山者が多いルートの一つ。登り始めは急登から始まるので、登り始める前にしっかりストレッチして、ゆっくり深呼吸しながら登りましょう。雨のあとは泥が滑りやすくなっているので、特に注意。山頂に対して右側が切れている箇所がいくつかあるので、右に行きすぎないように注意しましょう。ずっとのぼりで、下りはありませんが、なだらかになったり急になったりを繰り返します。道標は多くありませんが、踏み跡がしっかししているので迷うことはないでしょう。

【黒檜山~駒ヶ岳:標準コースタイム50分】
赤城山の登山道で最も登山者が多いルートの一つ。笹薮が発達していますが、道ははっきりしています。雨や朝露がついた後はズボンが濡れるので、雨具をはいても良いでしょう。 アップダウンが多少ありますが、急なところは会談になっているので、比較的安心です。

【駒ヶ岳~小沼・長七郎登山口:標準コースタイム50分】
駒ヶ岳から小沼に行くには、駒ヶ岳稜線で右に折れて大沼にいったん下り、車道を通って小沼・長七郎登山口を通るルートが一般登山道です。駒ヶ岳稜線を継続して小沼・長七郎登山口に直接行く道は、一般に売られている登山地図では一般登山道ではないので、ここを通る際は十分注意(現在地の確認、ソロでは止めよう)しましょう。道標は全くありませんが、赤、青テープは多少あります。数か所道が分かれていて、迷うポイントにはテープが張ってありました。また小沼方向にビジターセンターが見えるので、心理的には多少気が楽です。道はほとんど笹薮ですが、獣道程度の道はあるので、何とかわかります。最後は赤テープはあるのですが、道らしい道がないので通りやすいところを通ります。また最後の部分は大きい岩の間にたまに枯葉がたまっていて、足が埋まる箇所があるので、大きな木の上や岩の上を歩きましょう。

【小沼・長七郎登山口~小地蔵岳:標準コースタイム40分】
小沼・長七郎登山口には大きな駐車場があります。この周辺は登山道に柵が設けてあったり、道は幅が広いので迷うことはないでしょう。小地蔵岳へは長七郎山への登山道から分岐します。分岐した後、初めは大きな道なのですが、1分くらい進むと急に登山道が笹におおわれ、わかりにくくなっていますが、慣れれば道が見えてきます。平坦な登りなので、苦も無く小地蔵岳に到着できるでしょう。

【小地蔵岳~長七郎山~地蔵岳登山口:標準コースタイム1時間】
この行程はとにかくゆったりとした道をながーく歩きます。急な登り・下りがなく道幅が広く整備されており、道標もしっかりしているので迷わないでしょう。小沼から地蔵岳登山口へは道路を少し歩きます。このセクションは観光客や地元の散歩している人もいました。

【地蔵岳登山口~地蔵岳~鈴ガ岳登山口(新坂平):標準コースタイム1時間20分】
のぼりの半分は木道の階段でサクサク登れますが、 一気に登ると一気に疲れるので初めからペースを落として登りましょう。地蔵岳からの眺めは素晴らしい。山頂は樹木があまりなく、黒檜山、駒ヶ岳、大沼などの赤城山外輪山が全て見え、空も開けているので、今回のルートで最も展望が良い山頂でした。新坂平への下りは、あまり道標がなく、下る道を間違えないようにコンパスで方角を確かめましょう。

【鈴ガ岳登山口(新坂平)~鍬柄山~鈴が岳 山頂:標準コースタイム1時間40分】
鈴ガ岳登山口は道標がありますが、ちょっと木々で隠れて見えにくくなっています。初めはなだらかな斜面を登ります。いくつも道が分かれていますが、最終的には1本に集約するみたいです。柵の左側にずっと道が続いていますが、登りが急なので九十九折の道のほうが疲れにくいでしょう。稜線に出てもたまに登山道が分かれることがあるのでメインの道を歩くようにしてください。鍬柄山周辺では、両側が切れた岩場があるので、注意。雨が降っている時は特にスリップに気を付けてください。鍬柄山と鈴が岳のコル(鞍部)は道標があり、少し広場になっているので休憩ポイントです。鈴が岳へは旧坂、岩場があり、ところどころ固定ロープが張られています。

【鈴が岳 山頂~野坂峠:標準コースタイム2時間10分】
鈴が岳からの下りは岩場、鎖場が2~3か所あるので、その部分だけ気を付けてください。道も多少わかりにくいので、常に登山道の状況を確認し、あやしくなったら元に戻って確認するようにしましょう。鈴が岳山頂から分岐まで約20分程度で着きます。ここから北ルートと南ルートに分かれているのでここで間違えないようにしましょう。北ルートの下りは、踏み跡が少なく、このロングトレイル全体で最も分かりにくい、間違えやすいポイントです。視野をしっかり広げて、赤テープ、踏み跡、地形をよく確認して下りましょう。わからなくなったら、赤テープまで戻らないと簡単に道をロストしてしまいます。

【野坂峠~薬師岳~陣笠山~黒檜山登山口駐車場:標準コースタイム1時間】
緩やかな稜線歩き。黒檜山や駒ヶ岳周辺の登山道よりは道幅が狭いが、道標あり道もしっかりしているので歩きやすい。


■写真

↓黒檜山登山口。いきなり急登なので、心拍数を上げないように気を付けましょう。

↓朝焼けです。

↓今日のトレイル。はるか先に見える小沼あたりが、ルートの3分の1です。

↓一部色づいていましたが、枯れ始めており、赤城山の紅葉はいまいちな感じでした。

↓駒ヶ岳から、登山道を分岐し一般登山道でない個所です。間違えやすいので、テープが張ってありました。

↓紅葉を通り過ぎて落ち葉の回廊です。

↓前橋の街並み。

↓小沼の湖畔。

↓この道を行っておけばよかった。

↓計画通り林道を歩き始めます。

↓途中、シャベルカーが立ちはだかります。

↓工事用のテープが張っておりこの赤テープに騙されました。

↓やっと登山道に戻ります。40分くらいロスしたでしょうか。


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